純粋無垢な心を持つ人には結構心えぐられたりする ページ15
私はクソガキどもとは自習や任務で一緒になることが少なくなった。
しかも最近はあの2人は別々に任務をやっているようだ。今は主に一年坊の担当をしている。
前は大人しかった建人も最近口うるさい母ちゃんみたいになってきたし、雄はたまに笑顔でとんでもねぇ発言をしてAサンのHPをごっそり削ってくる。
もうそれは瀕死レベルで。
それが悪気ゼロなもんだから、ある意味一番タチが悪い。
「僕、Aさんみたいな大人、今まで出会ったことなかったです!」
「おー?そうかそうかー!やっぱ私って、イケてるもんなー!」
「四六時中ジャン部読んでダラけてるだけなのに、訓練になったら何故かとても強くて、いつもボコボコにやられてしまうの、本当に不思議です!」
「雄ー。大人に対しても、言っていいことと悪いことがあるぞー」
「言われるようなことをしているあなたが悪いですよね、それ」
「え、僕なにか言っちゃまずいこと言ってましたか?」
灰原がトドメを指してくる。
本当に、可愛がってるガキどもといえど一回シメるべきなのかも知れない。
Aサン、ナメられすぎてるよこれ。
という話を、会えなくなった分、会いにいって、硝子に話したりする。
「それウケるね」
「硝子??ウケないよ??」
硝子の部屋で酒を差し入れに持って行くと、盛大に迎え入れられた。
硝子は全く変わっていないようで安心する。
「Aには会えてないけど、Aの話だけは、よく入ってくるよ」
「え、なんかいつも硝子達私の情報持ってない?私そんなに話題にされちゃってる系??みんなAサンの魅力にイチコロ系??」
「そうだね」
「え。……今のちょっとは冗談のつもりだったんだけどまじ??」
今更ながらのとんでもない事実を硝子に聞いて私は呆然とする。
多少はなんとなく感じてはいたが、そんなにだとは思っていなかった。というか職場内でそんなこと、気にしてもいなかった。
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フルーツパンチ侍(プロフ) - きょきょさん» ありがとうございます(^ ^) これから最終章に向けて主人公サンの事が明らかになったり、ちょっとシリアスになっていきますが、主人公サンが必死で食い止めるみたいなので応援してあげて下さい┏○ (9月28日 21時) (レス) id: 7959978e00 (このIDを非表示/違反報告)
きょきょ - この作品すごく大好きです!更新楽しみにしてます! (9月27日 20時) (レス) @page14 id: c9d0d6f436 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フルーツパンチ侍 | 作成日時:2023年9月23日 11時