26話 ページ27
「へーー。それで特級相当を撃破したんだ。すごいじゃん」
私が出張してる間に他の三人は特級を倒したらしい
「しかも、それ受胎九相図の受肉体だったんでしょ
交流会の負債はこれでチャラかな」
「でも、佐井はもう一級になったんだよな」
「うん。この前の出張でね。七海さんと同じ任務だったよ」
「ナナミンと!」
「それ、七海さんに怒られないの?」
虎杖君の神経がすごい
「おい、気を抜くなよ。俺たちが次に行く任務は、魔都・ヨコハマ
そこに置かれた呪物の回収だ」
車の助手席に座った伏黒君がトゲトゲした声で言う
「その、、魔都ってどういうこと?」
「名前の通りだ。マフィアやらが沢山いて、恐ろしく呪霊が出るらしい
だから呪術界ではヨコハマを魔都と呼んでいるんだ。所謂、あだ名だな」
確かに、ヨコハマには呪霊が多かった気がする
「四年前までは若干少なかったが、四年前、急に現れるようになったんだ」
あーー、それは私のせいだね
邪魔すぎて、とりあえず目につくやつ祓ってたから
「五条先生も裏道には入んな、って言われたよな」
「さっき言ってたでしょ。裏道はマフィアが何処にいるかわからないの!マフィアに見られたら最悪殺されるのよ!」
「そうッス。マフィアといえども非術師。正当防衛の怪我くらいならば許されますが、殺した場合は呪術規定違反になるッス
マフィア、、特にポートマフィアと会ったらすぐに逃げてください」
運転してくれている新田さんからも警告を受ける
「そんなにヤベエの、その、、ポートマフィアって」
「ヨコハマの裏社会を取り仕切る闇の組織。闇カジノや密輸。他にもヨコハマの政治にも手を出している非合法組織だよ。勿論、殺しなんて日常茶飯事」
「さ、佐井さん。よく知ってるッスね」
「まあ、、、」
元、構成員なもんで
「それ、国はほっといてんのかよ!」
「そうだよ。政府も自陣から被害を出したくないのさ。それに、ポートマフィアが無くなると、今まで彼らが押さえていた無法者が後を絶たなくなる
ポートマフィアは闇からも恐れられる。そういう組織だ」
虎杖君は理解が出来ないらしい
まあ、彼の性格上仕方ないかもしれないけど
「はい、着いたッスよ。では、気を付けて!」
車から降りると懐かしい潮風が私を包んだ
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作者名:デカプリン | 作成日時:2021年11月12日 23時