検索窓
今日:32 hit、昨日:1 hit、合計:41,760 hit

26話 ページ27

「へーー。それで特級相当を撃破したんだ。すごいじゃん」



私が出張してる間に他の三人は特級を倒したらしい


「しかも、それ受胎九相図の受肉体だったんでしょ
交流会の負債はこれでチャラかな」



「でも、佐井はもう一級になったんだよな」


「うん。この前の出張でね。七海さんと同じ任務だったよ」



「ナナミンと!」



「それ、七海さんに怒られないの?」







虎杖君の神経がすごい




「おい、気を抜くなよ。俺たちが次に行く任務は、魔都・ヨコハマ

そこに置かれた呪物の回収だ」



車の助手席に座った伏黒君がトゲトゲした声で言う



「その、、魔都ってどういうこと?」



「名前の通りだ。マフィアやらが沢山いて、恐ろしく呪霊が出るらしい

だから呪術界ではヨコハマを魔都と呼んでいるんだ。所謂、あだ名だな」



確かに、ヨコハマには呪霊が多かった気がする



「四年前までは若干少なかったが、四年前、急に現れるようになったんだ」


あーー、それは私のせいだね
邪魔すぎて、とりあえず目につくやつ祓ってたから



「五条先生も裏道には入んな、って言われたよな」



「さっき言ってたでしょ。裏道はマフィアが何処にいるかわからないの!マフィアに見られたら最悪殺されるのよ!」




「そうッス。マフィアといえども非術師。正当防衛の怪我くらいならば許されますが、殺した場合は呪術規定違反になるッス

マフィア、、特にポートマフィアと会ったらすぐに逃げてください」



運転してくれている新田さんからも警告を受ける



「そんなにヤベエの、その、、ポートマフィアって」



「ヨコハマの裏社会を取り仕切る闇の組織。闇カジノや密輸。他にもヨコハマの政治にも手を出している非合法組織だよ。勿論、殺しなんて日常茶飯事」


「さ、佐井さん。よく知ってるッスね」



「まあ、、、」



元、構成員なもんで



「それ、国はほっといてんのかよ!」



「そうだよ。政府も自陣から被害を出したくないのさ。それに、ポートマフィアが無くなると、今まで彼らが押さえていた無法者が後を絶たなくなる


ポートマフィアは闇からも恐れられる。そういう組織だ」



虎杖君は理解が出来ないらしい
まあ、彼の性格上仕方ないかもしれないけど




「はい、着いたッスよ。では、気を付けて!」



車から降りると懐かしい潮風が私を包んだ

27話→←25話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (89 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
192人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:デカプリン | 作成日時:2021年11月12日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。