呪術高専の1年生【伏黒恵】

1話 ページ1

.



「…はじめまして。これからよろしくね。」

「ああ。」



初めて会った時、『なにこいつ無愛想すぎじゃん無理』と思った。


「名前なんて言うの？あ、ちなみに私の名前はAAって言うんだ！」

「伏黒恵」

「……そ、そうなんだ！かっこいい名前だね！あはは…」
(こいつ何なの!?こっちが気を使って話しかけてあげてるのに！クールな自分かっこいいとか思ってんの!?)


黒いツンツンした髪の毛で意外と綺麗な顔をしていて無駄にまつ毛が長いこの男は伏黒恵と言うらしい。

東京都立呪術高等専門学校に入学したはいいが今は1年生が2人しかいないのだ。あと1人いるらしいが何かの事情で後から来るらしい。



(このまましばらく2人の学校生活が続くとか無理！鬱になる…出来れば女の子がいいけどもう男でもいいから早く3人目の子来てくれ〜！)



と、入学早々から学校生活に絶望を感じていたのはまだ記憶に新しい。




.

2話→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す