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佰参拾 ページ33

ペンダントの中には、私と________
青紫の、ストケシアの花が後ろに映っている。


見たところ、呪術連にいた頃の.....


...そうだ。覚えてる。

夏油が任務で来た時、私がちょうど花壇の水やり当番で。



ストケシアはピンクや赤の強い紫がほとんどなのに、
その年だけ綺麗な青色のストケシアが咲いて.....



『私のこと、知って.....』



夏「...知ってたさ。でも君は私の事を知らないと思っていてね。話しかけられなかった。」



そうだったんだ、知ってたんだ、

もしこの時、私が彼に話しかけていて、

兄妹として、家族として仲良くなっていたら


こうなる事を止められたのかな



夏「...私はどのみちこうなっていたよ。」



私の思考を見透かすように、目の前の兄は告げる。

夏「君が気に止む事は何もない。
世間に私達の関係が知られない限り、君は幸せでいられる。」


『あ.....』


夏「...強くなったね、綺麗な、立派な女性になった。
それだけで私は嬉しいよ。


...ほら、もう行きなさい。悟が来る」




遠くで、五条先生の呪力を感じる。


ものの数十秒でこちらに来るだろう。



『.......貴方のした事は許されないし許さない、でも、

私は貴方が兄で良かったと思ってる。』


夏「!」


『今度こそ、



...さよなら、お兄ちゃん。』



夏「あぁ、じゃあね。


A。」




私は残穢を残さないように、
ネックレスを握りしめてみんなのところに戻った。



最悪の呪詛師はいなくなった、
安心するべきなのに

涙が止まらない

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琥珀 - 初めまして、この小説は恋愛小説ですか?できれば五条悟オチにしたいです。お願いいたします。続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年1月21日 6時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
綾ゞ(プロフ) - 381さん» 381さん、ありがとうございます...!嬉しいです頑張ります泣 (2021年1月5日 14時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)
381 - 最高です、、、神作ありがとうございます! (2021年1月4日 21時) (レス) id: 664ca7d814 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:綾ゞ | 作成日時:2021年1月4日 18時

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