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会合の時間を全く気にせず、高専に戻ってきた五条は同期の家入を訪ねていた。
｢はあ？……ったく、ついにイカれたか｣
｢言うと思った｣
昨晩のことを話した五条に、家入はそんなことを吐き捨てた。まあ、死んだはずの同期が目の前に現れた、なんて言われても信じる人の方が少ないだろう。
｢夢でも見てたんじゃないの。おとぎ話じゃあるまいし｣
｢僕もそう思ったんだけどさ。
やっぱ、夢じゃないと思うんだよね｣
｢じゃあ仮に現実だったとして、何で今？
もう12年も経つのに｣
｢うーん、それがわかんないんだよね…今度タイミングがあったら聞いとくよ｣
そのフランクすぎる言葉に、呆れ笑いが零れる家入。
｢で？Aはなんて？｣
｢元気だった？って…
それから色々話したよ……傑のこととか｣
｢そう｣
｢あ、悪い。そろそろ行く｣
｢はいはい｣
椅子を跨いで肘を背もたれに乗せて話していた五条は、｢よっこいせ｣と立ち上がる。
五条が扉に手をかけたところで、家入は口を開いた。
｢次｣
｢ん？｣
｢次Aに会ったら、よろしく言っといて｣
｢ははっ、任せてよ｣
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yumenushihashoko(プロフ) - 早く続きが読みたいです(^^) (2022年5月7日 15時) (
レス) @page21 id: f956c23c96 (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - この題名は、、東方、、 (2021年7月30日 22時) (レス) id: 0e4ab80c46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんパん
| 作成日時：2021年7月1日 16時
