7:ある夢想 ページ10
五条「僕はさ、性格悪いんだよね」
伊地知「知ってます」
五条「伊地知、後でマジビンタ」
伊地知「マジビンタ!?」
焦る伊地知を他所に五条はその続きを語る
五条「教師なんてガラじゃない。そんな僕がなんで高専で教鞭をとっているか…聞いて」
伊地知「なんでですか…?」
五条「夢があるんだ」
伊地知「夢…ですか」
五条「そっ。
悠仁のことでも分かる通り、上層部は呪術界の魔窟。保身馬鹿、世襲馬鹿、高慢馬鹿、ただの馬鹿。腐ったみかんのバーゲンセール。」
Aにも言えることだった。
格式のある家だからこそ相伝でない彼女は
愛されなかった。
術式も彼女自身も強いのに伝統が、それを認めない
特級の話だって巡ってきていたのだ。
それを踏みにじったのは古臭い伝統と保身
五条「そんなクソ呪術界をリセットする。
上の連中を皆殺しにするのは簡単だ。
でも、それじゃ首がすげ替わるだけで変革は起きない。そんなやり方じゃ誰も付いて来ないしね。
だから僕は教育を選んだ。
強く聡い仲間を育てることを……。」
_____五条「俺、強いんだよね…
でも俺だけ強くてもダメらしい
それにね、A。俺が救えるのは他人に救われる準備があるやつだけだ
…A、一人は寂しいよ。
そんなに頼りない?呪いをもらって、逃げたって、Aの心は楽にならない。呪いで自分を縛るだけだよ…
“僕”は、教師になって、強く聡い仲間を育てようと思ってる。Aはどんな世界を作りたい?」
それはあの時から変わらない夢。
夏油傑という親友が、高専から離れたあの日に、
決めた夢_____。
そしてそれは少しずつ現実になりつつある
五条「皆優秀だよ。特に三年秤、二年乙骨…彼らは僕に並ぶ呪術師になる。…悠仁もその1人だった…」
拳をにぎりしめる五条。
彼は、虎杖救えなかったのだ
家入「ちょっと君達、もう始めるけどそこで見てるつもりか?」
五条、伊地知「「!!」」
彼らは信じられないものを目の当たりにする
伊地知「ごごごご!いいいい生き…!!」
五条「…伊地知うるさい」
そういう五条はどこか嬉しそうで
家入「ちょっと残念」
「あの〜、恥ずかしいんスけど…誰?」
死んでいたはずの虎杖が、
生き返ってきたのだ_____!!
五条「悠仁!おかえり!!」
虎杖「オッス!ただいま!!」
_____パシッ
2人は笑顔でハイタッチをする
虎杖悠仁は、生きていた
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SEI(プロフ) - Aさん» コメントありがとうございます、2期始まりましたね!どうしても本誌が完結していない以上、続きを出すのに時間がかかると思うのですがいつか書く時がきたらよろしくお願いします (8月7日 23時) (レス) id: aa2a9e2f26 (このIDを非表示/違反報告)
A - 呪術廻戦第2期始まりましたね!続きも是非書いてもらえると嬉しいです! (8月7日 21時) (レス) @page36 id: f296b2ed74 (このIDを非表示/違反報告)
SEI(プロフ) - せいちゃんさん» 執筆してる身としてとても嬉しいお言葉です!愛読ありがとうございます、懸命に書き進めていくのでよろしくお願いいたします (2022年2月26日 1時) (レス) id: fb017ffbce (このIDを非表示/違反報告)
せいちゃん(プロフ) - 本があったら買うレベルで好きです!高専の頃のお話も、こちらのお話もとても良きです…!!文章がスラスラ頭に入ってくるし、夢主ちゃんの性格も最高です!(夏油との関係性も凄い好きです!!)これからも更新楽しみにしてます! (2022年2月26日 0時) (レス) id: e204b4e24a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:SEI | 作成日時:2022年2月24日 0時