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_____ガッシャーン
高専の廊下。
五条悟は高辻Aと出会うやすぐ
彼女を呼び止めた。
振りかえられない彼女に対して壁を思い切り殴ったのだ。
さすがのAもこれには足を止める。
何を言われるか分かっていた_____
『…ッ』
五条悟はキレている。
五条のいぬ間に起こった出来事
そして、虎杖悠仁の死亡_____
五条の知らないその任務。調べてみれば
1連の任務を統括していたのは高辻だったのだ
五条「…特級相手に1年の派遣を許可したのお前?」
『…そうだけど』
否定して欲しかった_____。
なのに、出てくる言葉はそれを認めるものばかり
五条「悠仁を体良く殺そうって?
上の判断だとしてもAなら、わかったよな」
『…そうって言ったら何か得するの?』
冷たく言い放つ彼女に、五条は怒りを抱く
五条「…そんなに俺が嫌いか?!?
俺は、お前のためも思って、俺が傑を殺した。
お前も納得してたんじゃないのかよ!!
大体、その両耳のピアス、傑のとそっくりなんだよ
お前はいつになったら傑を忘れる。
いつになったら、自由になる?
いつになったら、上層部の束縛から逃れられる!?」
彼女は救いを求めない。
それでも五条は何度だって手を差し伸べた。
呪いの記憶除去だって、優先順位を付けさせて
上層部にかけあった
それでも、五条は、Aの居場所になってやれない
五条「相談くらい俺だって聞ける」
空っぽのAは、愛を受け取る準備が出来てない
『…ごめん。五条…
ごめん…』
五条「…昔みたいに悟って呼べよ…」
これ以上、なにをいっても無駄なのだろう。
五条は、虎杖の遺体が眠る医務室へ向かった
五条に嫌がらせがしたいわけではない。
___「高辻の家の名に泥を塗るつもりなのか」
任務にも決定にもそこに彼女の意思はない
あるのはただ、
«普通の子のように、親から愛されたい»
ただそれだけの願望_____
彼女は愛に呪われ、心は歪にねじ曲がる。
単純で扱いやすい«利用価値»のある女
それが、高辻Aだ
_____『伊地知』
伊地知「はい…」
『あたしも上から渡されてる任務がいくつかある。おそらく引率すらさせないため
ありがたいことに東京を離れた出張。
人手不足もいいとこ。おそらく他の1級術師も等しくそうだろうから、助けは見込めない
できる限り、すぐ片して戻るから
彼らには 何もするなってちゃんと伝えて。
間に合った頃に、連絡を入れる』
伊地知「かしこまりました」
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SEI(プロフ) - Aさん» コメントありがとうございます、2期始まりましたね!どうしても本誌が完結していない以上、続きを出すのに時間がかかると思うのですがいつか書く時がきたらよろしくお願いします (8月7日 23時) (レス) id: aa2a9e2f26 (このIDを非表示/違反報告)
A - 呪術廻戦第2期始まりましたね!続きも是非書いてもらえると嬉しいです! (8月7日 21時) (レス) @page36 id: f296b2ed74 (このIDを非表示/違反報告)
SEI(プロフ) - せいちゃんさん» 執筆してる身としてとても嬉しいお言葉です!愛読ありがとうございます、懸命に書き進めていくのでよろしくお願いいたします (2022年2月26日 1時) (レス) id: fb017ffbce (このIDを非表示/違反報告)
せいちゃん(プロフ) - 本があったら買うレベルで好きです!高専の頃のお話も、こちらのお話もとても良きです…!!文章がスラスラ頭に入ってくるし、夢主ちゃんの性格も最高です!(夏油との関係性も凄い好きです!!)これからも更新楽しみにしてます! (2022年2月26日 0時) (レス) id: e204b4e24a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:SEI | 作成日時:2022年2月24日 0時