3 呪胎載天 ページ6
記録_____2018年7月 西東京市 英集少年院 同・運動場上空
特級仮想怨霊(名称未定)
その呪胎を非術師数名の目視で確認。
緊急事態のため高専一年生3名が派遣され
内1名 死亡。
五条「わざとでしょ」
伊地知「…と、仰いますと?」
五条「特級相手…しかも生死不明の5人の救助に一年派遣はあり得ない。」
五条悟のいない間に、事件は起きた。
これは«仕組まれたもの»だったのだ_____
伊地知は、1年生3人を連れて
任務先である西東京市 英集少年院へ来た。
伊地知「我々の”窓”が呪胎を確認したのが3時間前。避難誘導9割の時点で現場の判断により、施設を閉鎖。半径500m内の住民も避難が完了しています。
『受刑在院者第二宿舎』5名の在院者が現在もそこに呪胎と共に取り残されており、
呪胎が変態を遂げるタイプの場合、
特級に相当する呪霊に成ると予想されます」
伏黒、釘崎「「(特級…!!)」」
本来、特級との任務は特級、
せめて1級術師複数人が必要とされる。
1年生3人には肩身の重い任務
特級相手ならば五条が適任のはず____
虎杖「…で、その五条先生は?」
伏黒「出張中
…そもそも高専でプラプラしてていい人材じゃないんだよ」
伊地知「残念ながら、この業界では人手不足が常。手に余る任務を請け負うことは多々あります。ただ、今回は緊急事態で異常事態です。
«絶対に戦わないこと»
特級と会敵した時の選択肢は«逃げる»か«死ぬか»です。自分の恐怖には素直に従ってください。
君達の任務はあくまで生存者の確認であることを忘れずに」
伊地知は、帳を下ろし1年生を見送る。
どうか無事であるように
変態を遂げれば特級になる。
しかしまだ、そうとは決まった訳では無い
だがやけに胸騒ぎがした______________
____伊地知「あの…高辻さん。
これを1年生に…」
『そ、上からの命令。
五条に確認取りたいけど、あいつは出張でいないらしいから、私が目を通しとけって』
伊地知「あくまでも救出ですよね」
『とは、言われてる…
けど__________。』
伊地知「…」
この任務、担任の五条悟の許可ではなく
1級術師、高辻Aにより伊地知に渡されたものだ
伊地知自身、高辻を信用しているし、信頼している
だからこそ、不安だったのだ。
__『宿儺の器は危険だよ。
それは私も思うし、上は特に思ってる。
何にせようまい事いくのを祈ってる』
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SEI(プロフ) - Aさん» コメントありがとうございます、2期始まりましたね!どうしても本誌が完結していない以上、続きを出すのに時間がかかると思うのですがいつか書く時がきたらよろしくお願いします (8月7日 23時) (レス) id: aa2a9e2f26 (このIDを非表示/違反報告)
A - 呪術廻戦第2期始まりましたね!続きも是非書いてもらえると嬉しいです! (8月7日 21時) (レス) @page36 id: f296b2ed74 (このIDを非表示/違反報告)
SEI(プロフ) - せいちゃんさん» 執筆してる身としてとても嬉しいお言葉です!愛読ありがとうございます、懸命に書き進めていくのでよろしくお願いいたします (2022年2月26日 1時) (レス) id: fb017ffbce (このIDを非表示/違反報告)
せいちゃん(プロフ) - 本があったら買うレベルで好きです!高専の頃のお話も、こちらのお話もとても良きです…!!文章がスラスラ頭に入ってくるし、夢主ちゃんの性格も最高です!(夏油との関係性も凄い好きです!!)これからも更新楽しみにしてます! (2022年2月26日 0時) (レス) id: e204b4e24a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:SEI | 作成日時:2022年2月24日 0時