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__伊地知「続いて人的被害です」
突然の呪詛師と呪霊の侵入
伊地知「2級術師3名、凖1級術師1名、忌庫番2名、高専に待機していた術師で五条さんや夜蛾学長と別行動だった方達ですね。家入さんからの報告待ちですが以前、高辻さんや七海さんが遭遇した呪霊の仕業でほぼ間違いないかと」
庵「この件って学生や他の術師と共有した方がいいですかね」
楽巌寺「…いや」
夜蛾「上で留めておいたもらった方がいいだろう。呪詛師界隈に特級呪物流出の確信を与えたくない…捕らえた呪詛師は何か吐いたか?」
『いえ…口が堅いわけではないのですがまともじゃない、要領を得ない発言が多いです。
ただ、件の襲撃に関して自分は取引の上、命令されてやったに過ぎないと、それだけ』
__「ハンガーラックを作りたかったんだ
それをあの坊主、名前は知らねぇ
男か女かもわかんねぇおカッパのガキだ」
冥「性別不詳のオカッパ坊主のガキんちょ…心当たりは?」
五条「なーし。適当こいてるだけじゃない?
つっても、A以上に自白に強い術師いないし。」
とどのつまり手詰まりだった
庵「そもそもなんで呪霊や部外者が天元様の結界、抜けられたのよ」
五条「それは、生徒達が相手にした特級呪霊のせいだと思う。葵の話しだと植物に潜り込めたらしいし、天元様の結界も植物には機能しないでしょ。天元様の結界って守るより隠すに全振りしてるから、懐に入られるとちょっと弱いよね」
そう語りながらも五条は、呪霊側の目的を考える
この事件で、忌庫から宿儺の指と呪胎九相図の1-3が盗まれた
五条「(宿儺の指による悠仁のポテンシャル強化を危惧したのか…?それとも自分達の強化目的か……
なーんか、しっくりこないんだよな。
それに_____)
五条はAをちらりと見る
五条「(呪霊が、Aを襲ってこなかった理由もハッキリしない)」
外で何かが起きている
それを始めに気づいたのはAだ
呪詛師側だとして、それを伝える利点がない
それとも、そもそもがブラフなのか_____
『私は、呪術は非術師を守るって傑の言葉を信じたい』
傑の亡き今
それが、彼女の生きる指針だ
まずありえないだろう
庵「…とりあえず今は学生の無事を祈りましょう」
夜蛾「だが、交流会は言わずもがな中止ですね」
五条「ちょっとそれは僕達が決めることじゃないでしょ」
若人から青春を取り上げるなんて許されてないのだから
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SEI(プロフ) - Aさん» コメントありがとうございます、2期始まりましたね!どうしても本誌が完結していない以上、続きを出すのに時間がかかると思うのですがいつか書く時がきたらよろしくお願いします (8月7日 23時) (レス) id: aa2a9e2f26 (このIDを非表示/違反報告)
A - 呪術廻戦第2期始まりましたね!続きも是非書いてもらえると嬉しいです! (8月7日 21時) (レス) @page36 id: f296b2ed74 (このIDを非表示/違反報告)
SEI(プロフ) - せいちゃんさん» 執筆してる身としてとても嬉しいお言葉です!愛読ありがとうございます、懸命に書き進めていくのでよろしくお願いいたします (2022年2月26日 1時) (レス) id: fb017ffbce (このIDを非表示/違反報告)
せいちゃん(プロフ) - 本があったら買うレベルで好きです!高専の頃のお話も、こちらのお話もとても良きです…!!文章がスラスラ頭に入ってくるし、夢主ちゃんの性格も最高です!(夏油との関係性も凄い好きです!!)これからも更新楽しみにしてます! (2022年2月26日 0時) (レス) id: e204b4e24a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:SEI | 作成日時:2022年2月24日 0時