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伊地知は焦っていた
＿＿＿大丈夫 大丈夫 これから映画だから
虎杖悠仁が、帰ってこないのだ。
しかも、調査していたはずの吉野順平の家にいるというのだ。伊地知が蠅頭を追いかけている間に
危惧していたことはただ1つ
この事実が七海にバレてしまうことだ
チャランポランな五条とは違う。
Aは、ときたま怖いが
蠅頭を追いかけていたという事実に爆笑して
許してくれる可能性がある
しかし、七海は大人of大人
そんな 七海に叱られたら 伊地知は泣く気がしていた。
伊地知「急げ私！この歳で人前で泣きたくないでしょう！！」
＿＿ｳﾞｰｳﾞｰ
その瞬間、七海からの電話がかかってきた。
せめて、Aからの連絡であればよかったのに
いや、Aはこういうのパスとか言いかねないし
覚悟を決めるしか…
«はい、ごめんなさい»
『なに、伊地知に怒ってんの？』
七海「いえ、私は特に何も…
位置情報を送ったのでピックアップお願いします
1度高専に戻って、家入さんの治療をうけます」
伊地知«治療って！！»
七海「大丈夫、死ぬような傷じゃありません」
伊地知«すぐに虎杖君と合流、そちらに向かいます»
その言葉にAも七海もキョトンとした
七海「…一緒にいないんですか？」
伊地知「(私の馬鹿！！)」
＿ﾀﾝｯ
『報告書、書いとくから七海休みな』
七海「いえ、それほどまでの怪我では」
『どっからどうみても重症だから。
…あたしさ、嬉しかったんだよ、ほんとに。
七海が術師に戻ってきてくれて。
だから、余計に思うんだよね。怪我して帰ってくるとこもう見たくないって』
七海「…」
高専時代＿＿＿＿＿
七海は、Aの代わりに任務を請け負い
負傷して帰ってきた。同じく任務を共にした同期の灰原は、遺体として
Aのせいではない。
それは七海も昔から思っている。
けれどもそれは、Aの中で傷となって残り続けている
七海「(…この人は今も昔も子供っぽい大人だ
呪詛師の処刑、拷問、非術師から肩代わりする呪い
そして家系、その全てがこの人を無理くり大人にさせてしまったのでしょう)」
Aの心は、昔から時が止まったまま＿＿＿＿＿
七海「あの頃とは違います。
私も、1級術師なので、それなりには。
それに、今も生きているでしょう」
呪術師である以上、死は覚悟している
Aもそれは変わらないだろう
ただ、それを他人にさせなければならないとなれば話は別だ
七海だって、それが苦で
1度術師を辞めたのだから＿＿＿＿＿
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SEI(プロフ) - Aさん» コメントありがとうございます、2期始まりましたね！どうしても本誌が完結していない以上、続きを出すのに時間がかかると思うのですがいつか書く時がきたらよろしくお願いします (8月7日 23時) (
レス) id: aa2a9e2f26 (このIDを非表示/違反報告)
A - 呪術廻戦第2期始まりましたね！続きも是非書いてもらえると嬉しいです！ (8月7日 21時) (レス) @page36 id: f296b2ed74 (このIDを非表示/違反報告)
SEI(プロフ) - せいちゃんさん» 執筆してる身としてとても嬉しいお言葉です！愛読ありがとうございます、懸命に書き進めていくのでよろしくお願いいたします (2022年2月26日 1時) (レス) id: fb017ffbce (このIDを非表示/違反報告)
せいちゃん(プロフ) - 本があったら買うレベルで好きです！高専の頃のお話も、こちらのお話もとても良きです…！！文章がスラスラ頭に入ってくるし、夢主ちゃんの性格も最高です！（夏油との関係性も凄い好きです！！）これからも更新楽しみにしてます！ (2022年2月26日 0時) (レス) id: e204b4e24a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SEI | 作成日時：2022年2月24日 0時
