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【無為転変】___
その呪霊は、呪霊のように形を変えた人間を出す
「人間を小さくしてストックしてるんだ
一般人は形変えちゃうとそのうち死んじゃうけど
呪術師はどうかな?」
『好奇心でこっちの時間とるのやめてくんない?』
七海「18時半…
今日は11時から働いているので
何がなんでも19時にはあがります」
__バシッ
_____ドカッ
______ジュワッ
「よく動くね」
つきはぎ呪霊が、くりだしてくる改造人間を倒しながら、Aは隙を見て1歩1歩、彼に近づく
「んーー!!」
楽しそうにしているその呪霊
今だ_____
【穿刺爛漫】
__シュルルルル
「…ッ!!」
つぎはぎの呪霊にAが触れれば、
微量ではあるが呪力を吸い取ることに成功する
「…これは…呪力が減ってる?(魂の形に触れて…)」
『正確には奪ってる
あんたの莫大な呪力をちょっと削ってんの』
「へぇ…」
__ドカッ
刹那、呪霊とAの間に改造人間が飛びてて
これ以上の接触を邪魔される
低級相手には触れずとも呪力を取れるが
格上となれば話は別
近づいて、直接触れなければ奪えない
これ以上の戦闘力の軽減はできなさそうだ
肉体の形を変えていく当たりこの呪霊の戦い方的に、七海の術式との相性が少し良くない。
それを見越しての作戦だったが_____
「…けて…
タす……けでぇ…」
改造人間の呟きが確かに届く
『…』
___「頼む、俺が悪かった。許してくれ」
いくら悪人でも、泣いて命乞いされれば情が湧いて許したくもなる。その心を殺して処罰を下していた。でもこの改造人間はきっとただの人だ
そんな人間を__
__「1度改造された人間はまず助からん。
襲われたら迷わず殺せ、それが被害者のためでもある」
「あーゴメンゴメン
いっぱい練習したからさ、大きさ変えてもすぐ死ぬことはないけど、脳?意識?の方はまだ精度悪くてさ。そうやって魂の汗が滲み出ることがあるんだ
気にせず続けよう」
_スッ
七海は、改造人間の涙を拭ってやる
七海「気にしてなんかいません
仕事に私情は持ち込まない主義なので」
「嘘が下手!!」
___ドカン
『誰が、どう嘘を付いてるって?』
Aは、確実に改造人間にトドメをさした
心の傷はみないフリして
「魂が揺らいでるよ」
いつだってそうだった
Aの魂は揺れて揺れて
壊れかけのココロで生きている。
夏油の愛を、夜蛾の愛を、五条の愛を、家入の愛を
信じてきたから___
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SEI(プロフ) - Aさん» コメントありがとうございます、2期始まりましたね!どうしても本誌が完結していない以上、続きを出すのに時間がかかると思うのですがいつか書く時がきたらよろしくお願いします (8月7日 23時) (レス) id: aa2a9e2f26 (このIDを非表示/違反報告)
A - 呪術廻戦第2期始まりましたね!続きも是非書いてもらえると嬉しいです! (8月7日 21時) (レス) @page36 id: f296b2ed74 (このIDを非表示/違反報告)
SEI(プロフ) - せいちゃんさん» 執筆してる身としてとても嬉しいお言葉です!愛読ありがとうございます、懸命に書き進めていくのでよろしくお願いいたします (2022年2月26日 1時) (レス) id: fb017ffbce (このIDを非表示/違反報告)
せいちゃん(プロフ) - 本があったら買うレベルで好きです!高専の頃のお話も、こちらのお話もとても良きです…!!文章がスラスラ頭に入ってくるし、夢主ちゃんの性格も最高です!(夏油との関係性も凄い好きです!!)これからも更新楽しみにしてます! (2022年2月26日 0時) (レス) id: e204b4e24a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:SEI | 作成日時:2022年2月24日 0時