16：幼魚と逆罰 ページ19
一月後
記録_____2018年9月
神奈川県川崎市
キネマシネマ
上映終了後
男子高校生3名の変死体を従業員が発見
死因：頭部変形による
脳圧上昇 呼吸麻痺
七海｢凄惨な現場です。覚悟はいいですか？虎杖君｣
虎杖は七海を引率に実習として任務に向かっていた
＿＿七海「なぜ私なんですか？
Aさんが事情を知っているなら適任だと思いますが
五条「ほら、上の連中に目つけられたらまずいじゃん」
七海「私ならいいと？」
五条「そういう訳じゃないけど」
七海「Aさんは、来る気ないんですか」
『やだ。忙しいし』
忙しいとはなんだ。
この先輩たちは 七海を暇人だと勘違いしてるのだろうか？
結局、困ったらAがかけつけることを条件に七海は虎杖との任務が決定した。
五条｢今回僕は引率できなくてね｣
虎杖「お、じゃあAさんとか」
『やだよ。』
虎杖「え゛…やだ！？」
五条｢Aは一応補佐ね。
でも安心して、信用できる後輩を呼んだから
脱サラ呪術師の七海くんでーす｣
馴れ馴れしく肩を抱かれる七海。
“忙しい”を理由に駆り出された1級術師で
五条とAの一個下の後輩
七海｢その言い方やめて下さい｣
『でも、しっくりはくるよね』
五条｢呪術師って変な奴多いけど
コイツは会社勤めてただけあってしっかりしてんだよね｣
七海｢他の方もアナタには言われたくないでしょうね｣
『同感』
七海「…あなたも例外じゃないですよ」
『え、なんで。』
これだ。“やだ”と我儘を言いつつ
自分の悪いとこに気づかない
天然の我儘。
虎杖｢脱サラ……
なんで初めから呪術師になんなかったんすか？｣
七海｢まずは挨拶でしょう。はじめまして虎杖君｣
虎杖｢あハイ、ハジメマシテ
七海｢私が高専で学び、気づいたことは
呪術師はクソということです｣
丁寧にお辞儀をしたと思えば突然のその発言
同期を失った七海だからこそ尚更それを感じているのだろう。
＿＿＿お前がぶっ倒れたせいで、それは他のやつらに振りまかれたらしいけどな
そんな七海の後悔にAは罪悪感を抱いている
七海｢そして一般企業で働き、気づいたことは
労働はクソということです｣
虎杖｢そうなの？｣
七海｢同じクソならより適正のある方を
出戻った理由なんてそんなもんです｣
可能性のある後輩の未来を奪ってしまった。
ずっとそう思っていたから＿＿＿＿＿
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SEI(プロフ) - Aさん» コメントありがとうございます、2期始まりましたね！どうしても本誌が完結していない以上、続きを出すのに時間がかかると思うのですがいつか書く時がきたらよろしくお願いします (8月7日 23時) (
レス) id: aa2a9e2f26 (このIDを非表示/違反報告)
A - 呪術廻戦第2期始まりましたね！続きも是非書いてもらえると嬉しいです！ (8月7日 21時) (レス) @page36 id: f296b2ed74 (このIDを非表示/違反報告)
SEI(プロフ) - せいちゃんさん» 執筆してる身としてとても嬉しいお言葉です！愛読ありがとうございます、懸命に書き進めていくのでよろしくお願いいたします (2022年2月26日 1時) (レス) id: fb017ffbce (このIDを非表示/違反報告)
せいちゃん(プロフ) - 本があったら買うレベルで好きです！高専の頃のお話も、こちらのお話もとても良きです…！！文章がスラスラ頭に入ってくるし、夢主ちゃんの性格も最高です！（夏油との関係性も凄い好きです！！）これからも更新楽しみにしてます！ (2022年2月26日 0時) (レス) id: e204b4e24a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SEI | 作成日時：2022年2月24日 0時
