Give it a shot_______.【呪術廻戦】

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＿＿＿ﾊﾟﾝｯ


五条「こもってなかったね。呪力」
『うん、全く』
虎杖「なんで！？」

術式はないけど、近接の才能はあると言われた虎杖は、呪力で殴るコツは掴んだと意気揚揚に語るので、五条が挑発しながら、殴らせてみたところ、
その手には呪力が籠っていなかった。

五条「呪力の源は、負の感情だ。
君のいう“あの時”は怒りや恐怖に満ち溢れていたのだろう。逆に、大きく感情が触れた時、呪力を無駄遣いしないようにもね。
訓練方法はいくつかあるけど、悠仁にはかなりしんどいのをやってもらうよ」

だから、Aはここにいたのだ


五条「映画鑑賞」
『ここには、名作からＣ級ホラー、地雷のフランス映画まで色々あるからね』

五条「もちろん、ただ見るわけじゃないよ。こいつと一緒にみるんだ。」

＿＿＿ｽﾞｽﾞｽﾞ
＿＿＿＿＿ｽﾋﾟｰ
＿＿＿＿＿＿＿ﾊﾟﾁｯ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ｽﾞｽﾞｽﾞ

五条と高辻が見守る中、虎杖は映画をみている。
彼の手の中にいるのは夜蛾特性の呪骸だ。
一定の呪力を流さないと起きて攻撃をする。

この映画を見る間、どんな感情下でも一定に呪力を流す。それが、虎杖の訓練だ

大人2人は、1度休憩に外へ出る

五条「A、さっきは＿＿＿＿＿」

『悟。あたしはさ、あんたの理想 尊敬してるよ
今も昔も。そして、ちゃんと叶いつつある。』

五条の謝罪を察してか、Aは、そんなことをいいだす。

五条「僕はお前にも…」

『笑えるよね。
非術師を守りたいって。そんな理想掲げながら
呪術師の未来潰してたら、何にもなんない
……あたしはさ、結局弱いままなんだ。
最強になれたあんたと違って。
救いたい命さえ選べない＿＿＿＿＿』

いくらAが実力をつけても、
家がそれを許さないだろう。
当主を超えることも、尊厳を傷つけることも

『………でも、いい子だよね。虎杖』

五条「……強くなるよ。
悠仁もAもね」

『…』

彼女の中にはまだしっかりと夏油の言葉が刻まれている。それでも良かった。

利用価値 以外に、彼女が彼女であることに、
生きていることに誇りがもてるなら＿＿＿＿＿


目の前で呪骸に殴られている虎杖をみて、
クスリと笑っているA。

五条は、この笑顔を守るためにも、
呪術界を変えたいのだ。

伝統にせき止められてる彼女の力の波を。
せめてその闇が、眩しい闇へと導けるように

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