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16-3 ページ34

*




「外に出る度に呪詛師と遭遇すると言っていただろ。調べたら呪詛師御用達の闇サイトで懸賞金が掛けられていた。」

うぇー、遂に闇サイトデビューしちゃったか。




「期限は??」


「今月いっぱいで切れる。」


『ちなみにお幾らです?』


「7000万だ。」

ラッキーセブンじゃん……じゃなくて、え、7000万?




ウケるんだけど、と他人事のように笑えば悟様だけではなく先生や夏油の顔まで険しくなった。




「7000万?巫山戯てんだろ。」


『そうですよ、私にそんな価値があるとは思えないんですが。』


「Aは金に変えられないぐらい価値があんのに7000万ってなんだよ、安すぎだろ。」




え、そっち?十分高くない?




「それに何で黙ってた。」


『えっと、関係ないかなーと。』

悟様と目が合わせられなくて、教室の角に顔を背ける。




「俺はお前の所有物なんだよ、関係ないなんて白々しいにも程がある。いいか、もう1人で出歩くな。」


『それは無理ですね、私そこまで弱くないです。』

何年悟様を守るために訓練してきたと思ってんだ。私とて自分の身ぐらい自分で守れる。




「期限が切れるまでお前の任務も俺が受ける。だから部屋で大人しく過ごしてろ。」


『それは命令ですか?』


「命令だ、絶対に出るな。」

主人の命令は断れないからここは大人しく折れておこう。




『分かりました。』


「もしもの事を考えてGPSでもつけるか。」


「それはやりすぎ。」


『ほんっと心配性ですね。』


「お前がそんなんだから俺は心配なんだよ。大事にしろって言ったよな?」


『一応してるつもりなんですけど。』

不死じゃない人には分からないだろうけど、死ななかったら誰でもこうなるに決まってる。




「俺はこれから星獎体の所へ行くけど動くなよ。高専の結界の外に出たらクビにして戸籍消して山に捨ててやる。」

安全だから結界が張られてる高専内はセーフって事は理解出来たけど私滅茶苦茶怖い事言われてない?

最早脅迫じゃん。




『クビにされては困るので大人しく待ってます。今回は呪詛師相手ですからくれぐれもお気を付けて。』


「分かってる。」


『勿論夏油もね。』


「私達は最強なんだ。心配しなくても大丈夫だよ。」


『そうだった。頑張れ最強さん達。』

無事帰ってきてくれると信じて2人を送り出した。





*

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雪【α】 - ハピエンとバットエンド希望です。この小説ドキドキして面白い! (2021年5月21日 2時) (レス) id: f978c7a4e5 (このIDを非表示/違反報告)
茶封筒 - 両方見たいです!!!!!このお話大好きなのでお願いします!!!! (2020年12月21日 17時) (レス) id: 9a32fa7e9b (このIDを非表示/違反報告)
アホの化身 - ハピエン希望めっちゃおる(°□°) (2020年12月21日 15時) (レス) id: 62410cc231 (このIDを非表示/違反報告)
Momo(プロフ) - いつも楽しく拝読させていただいてます...!ハピエン希望です!!!!! (2020年12月20日 22時) (レス) id: 651bcbd47b (このIDを非表示/違反報告)
ミシェル(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます!!ハッピーエンド希望です!!! (2020年12月19日 16時) (レス) id: d1d8a7d57d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しかく。 | 作成日時:2020年12月9日 2時

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