呪術廻戦5【短編集】

幸せな一日…？【五条悟】 ページ8

「ん…あれ、朝？！遅刻？！あ、違う、休みだった」


五「…」


「もう少し寝よ…」


五「…」


「…悟さん、相変わらず寝顔も綺麗か」


五「…」


「ムカつくぐらい嫌いな陶器肌して…クソ。私も負けないからな」


五「…」





今僕は狸寝入り中。
もちろん彼女のAはそれに気づいてない。
だから、とにかくAの独り言に笑いを堪えるのに必死な僕。





「…」


五「…」


「…」


五「…」





あれ、無言が続いてる…どうした？
なんて思ってると唇に柔らかいものが重なる。
…クソ、可愛いことしてんじゃねぇ。





「さ、もっかい寝よーっと」


五「寝かせるわけないでしょ」




なんて僕が覆い被さると、Aはびっくりした顔で僕を見る。




「…起きてたんですか？」


五「うん」


「ちょ、早く言ってくださいよ」


五「可愛かったからついつい」


「…いつから起きてたんですか？」


五「遅刻？！のとこから」


「最初から…」


五「僕の肌が綺麗なのは当たり前。最強だからね。Aも充分綺麗だけどね」


「…」




何か言いたげに口を尖らすA。





五「なに？ちゅーしたいの？」


「違います！」


五「今さっきしたのに？」


「あ、あれは、」


五「ん？なに？ちゃんと言ってくんないと」


「…ただ、したくなって、」


五「じゃあ、僕もしていいってことだよね？」


「え、待…んんっ、」


五「Aが先に仕掛けてきたんだからね」


「何言…っ、」


五「今日は休み。たーっぷり時間はあるよ」




ガバァッとAに襲いかかると、まだ朝です、なんて言って弱い力で僕を押す。
全然嫌がってないじゃん。




五「ねぇ、A？」


「なんですか？」


五「おっ○い大きくなったね」


「なっ！」


五「いやほんと。僕のおかげ？」


「へ、変態教師っ！」


五「ん？そうだけど」


「…」


五「その変態教師を好きなAは、変態生徒？」


「変態ではありません」


五「変態じゃん。僕の寝込みにキスするなんてさー」


「…」


五「はい、何も言えないAちゃん、今日は上ね」


「え？！」


五「僕に跨がるA、眺めいいんだよね」


「…ほんとに変態ですよね、悟さん」


五「褒め言葉にしか聞こえない」








ーその日の夜。


「もう私動けないですからね」


五「もっかいだけ、ね？」


「嫌です。(この人ほんとに28？体力おばけ)」


五「先っぽだけでいいから」


「…」

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