五条さん (ページ35)

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Aside

楽しい修学旅行も残すところあと2日。

「3泊4日って短くね？」

真希『長ぇよ。』

「まだここに居たいよお」

真希『．．．いつまでも浮かれてられねえぞ』

そう。観光出来るのは3日目まで。つまり明日。

明後日は修学旅行という名前だけで

京都校の2年と協力して任務に行く。

「憂太は明日までらしい。」

真希『憂太さんレベルになるとそこらへんの呪霊はチリみてえなモンなんだよ。』

なんて残りの京都生活の話をしながら

同じ部屋の真希と明日の準備をする。

「明日はほんとうに何してもいいんだよね？」

真希『ああ、』

「じゃあ、みんなでバトルトライアルでもやる？」

真希『全員そくしじゃねーか笑』

「ワンチャン、4人で憂太にかかれば倒せる！」

真希『りんちじゃねーんだから笑』

「あー全員の一生の思い出にしたいのに良いのがぜんっぜん思いつかねえ。」

真希『．．．。』

「まあいいや、お風呂どっちから入る？」

真希『先入れ』

「ありがとねー！」

何かを考えていた真希に違和感を覚えながら浴室に向かう。

︎︎

ベッドルームに戻ると真希が誰かと電話していた。

真希『ああ、じゃあまた後で連絡入れる。』

電話の相手はパンダかな？

分からないけど真希が真剣な顔だったのは分かった。

真希『A、明日はチーム戦だ。私ら5人で向こうチームを潰すぞ。』

「！！、やった！嬉しい！！」

真希『めちゃくちゃ強えらしいから寝とけよ。』

真希が浴室に消えた後、内線で3人の部屋に連絡する。

「ねー3人とも明日の事聞いた〜？」

パンダ『聞いたぞ！強えんだろ？』

「まあでも憂太さんの手にかかれば2秒だよ！」

パンダ『里香連れて来てねえけど。』

「あ"。」

1番重要な事を忘れていて一気に不安になる。

「まあ、呪力は憂太にもかなりあるし、なんなら私も居るし真希もパンダも棘も強えじゃん。」

パンダ『でもA、悟セット持ってきてんのか？』

「悟セットしか持ってきてないよ」

パンダ『棘の術式は使うなよ。すぐA限界突破するからな』

「わかってる。」

パンダ『相手がどんなのかは知らんけど、真希がほんとにやべぇって言ってたから相当だろ。もう憂太も棘も寝てるし、Aも寝ろ？』

「禪院の人達かな？怖いなあ、笑」

パンダ『じゃあ俺も寝るぞ！おやすみ！』

「ありがとね〜」

電話が切れた後すぐベッドに潜る。

「現当主直毘人、次期当主(？)禪院直哉。アイツらの術式欲しいなあ。」