七海さんが尊いです。

定時退社日　-3- ページ3

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みんなにアイスを奢って、高専に戻った。



あと、定時まであと少し。

明日まとめようかと思ったけど、
時間があるから今日のうちに
1年生の任務の報告書をまとめようとしていた。


五条「おつかれサマンサ〜」

すると五条さんがきた。



『おつかれサマンサ〜です』

五条「そうやって僕の温度に合わせて返してくれるの、悠仁とAぐらいだよ」

と、私の隣の伊地知さんの席に座った。



足が長くて、私の椅子にぶつかりそうだ。



五条「そういや今日、うちの子たちどうだった？」

五条さんは1年生のうけ持ち。

かわいい生徒たちのことが気になるようだ。




『強くて、いい子たちで、可愛かったですよ。』

五条「でしょ〜？僕に似て、可愛かったでしょ？」

『ふぁ、？』

いきなり変なこと言うから、変な声出た。




五条「ックックック、あ〜まじで、
Aの反応面白すぎるんたけど」

五条さんは顔を抑えて笑った。


『ちょ、いや、あの！
今のは変なことをいきなり言った五条さんのせいです！』

五条「も〜怒らないで。
怒ってる姿も可愛いから、怒らないで。」

『何を言ってるんですか！』


プンスカ怒ってると、
はいはい可愛いねってイジってくる。


『もう…勝手にしてください。』

私が無視して作業をしようとすると、


五条「え〜暇だからもうちょい構って」

と、長い足で動かされ、
身体を五条さんの方向に向かされる。



『やです。私は早く報告書書いて、早く帰るんです』

五条「どうして？」

『今日は残業しないので。定時に帰ります。』

七海さんと帰るんです。私は。



五条「あ〜そういや、七海も定時に帰る宣言してたな。
クックックッ、さては、一緒に長い夜を過ごそうとしてるな？少しでも二人の時間長くして、ラブラブキャピキャピするんでしょ？」


ムカつく言い方ですけど、
合ってるんですよね！！！

とは言い返せない。










五条さんの一方的なイジりを受けていると、


私の大好きな人は来てくれた。








七海「五条さん、

あまり彼女をいじめないでもらえますか？

お気持ちはわかりますが。」



『えっ、お気持ちわかっちゃうんですか？』



五条「ブフッ！！！！！」



七海「そういう意味で言ったわけじゃないので、
気にしないでください。」



『は、…はい………』


かっ、かっこいい。



五条「君ら…可愛すぎるね」

七海「私もですか？」


あぁ、今日も七海さんかっこいい。

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