4話 ページ4
あなたside
＿＿＿＿しばらく飲んでほろ酔いしてきたら、話題は中学生時代の話に。
｢あの時はほんっとうに楽しかったよね笑
…きっと、これからもずっと1番だと思うの｣
私が言うと、ンダホが｢感動する話は嫌だよ？俺泣いちゃう笑｣と言いながら、目元をこするから、｢違う違う笑｣と慌てて否定する。
｢なんか懐かしいなーって思っただけ笑｣
ダーマ｢まあ、俺も1番かな。なんか充実してたし｣
モトキ｢へー、ダーマが珍しいな笑｣
ぺけたん｢じゃあさ、そういうもっきゅんはどうなの？｣
モトキ｢そりゃ1番でしょ！｣
意外な2人が1番と即答したのを聞いて、ちらっととなりを見ると、Fischer'sのリーダーも満更でもないご様子。
意外とこういう時はみんなの話を聞いてるのが好きらしく、黙ったまま。
でもこの時は流石に、｢そうこなくっちゃ｣とでも言いたげに、笑いながらビールをジョッキひとつ分丸呑みしていた。
｢にしても、みんな変わらないね？なんか笑｣
マサイ｢うーん、そう？｣
｢あー、マサイは変わった！｣
ンダホ｢マサイって結構かっこよくなったよね？｣
ンダホの言葉に私が頷くと、マサイは｢…ありがと｣と言いながら目を逸らす。
…こいつ絶対モテる。
そんな事を思ってると、ザカオが｢でも！｣と口を挟んだ。
ザカオ｢…でも、Aも変わった…と俺は思うよ。
…ロングでも良いと思う｣
ザカオの顔がほんのりと赤いことから、褒めてくれてるんだってわかる。
ザカオには、中学生の頃から好かれていることは勘づいていた。
今でも時々連絡をくれるし。
でも、恋愛対象には少しなれなくて。
遠回しに告白もされたけど、お断りをした。
期待させてはいけないな。と、私は｢なんかありがとうね笑｣と軽く返事をした。
＿＿＿＿ぺけたん｢もしかして、髪でも伸ばして好きな人できたのかー？笑｣
妙に鋭いぺけたん。
＿＿＿＿ぺけたんの言ってることはドンピシャだった。
実は、会社で先輩に片想いしてる。
だから、生まれて一度も髪を伸ばしたことが無かったのに、少しは女の人らしくしようと髪を伸ばしてみた。
…でも、そんなことは言える訳もなく、｢いません笑｣と答えると、ぺけたんは｢だよねー笑｣と笑う。
ダーマ｢Aが恋とかなんかうける笑｣
｢ちょっと何それ！笑｣
＿＿＿＿この時、きっと、
皆にとって私は一生、
サバサバした男勝りな女子ってイメージなんだろうなって。
わかった気がした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 535人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おさかなマン(プロフ) - もう終始キュンッキュンです！次回が楽しみすぎます！！！ (2018年9月30日 0時) (
レス) id: 3258402eb8 (このIDを非表示/違反報告)
乙葉(プロフ) - レンズと君とは違い立場が変わり、とても楽しく読まさせて貰ってます。本当にいつもありがとうございます！頑張って下さい！ (2017年2月27日 22時) (レス) id: b305c76d28 (このIDを非表示/違反報告)
出雲 晴留(プロフ) - gray22さん» もう既に号泣ですっ！ (2017年2月26日 20時) (レス) id: a897dc61cf (このIDを非表示/違反報告)
gray22(プロフ) - お茶呑み星人さん» 凄い褒めていただいて…嬉しい(*^_^*)ありがとうございます！こちらこそ、大切に読んでくださりありがとうございます(^^) (2017年2月20日 20時) (レス) id: 8a5be1dd18 (このIDを非表示/違反報告)
gray22(プロフ) - 出雲 晴留さん» 遅れました！マサイくん好きなので笑 嬉しすぎますありがとう(*^_^*)27000hitびっくりしました笑 凄い！ これからも楽しみにいて頂けるよう頑張ります！ (2017年2月20日 20時) (レス) id: 8a5be1dd18 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：gray22
| 作成日時：2017年1月10日 20時
