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そう思ったけど、おじさんはバケモノの方を見向きもせずに潰した。
バケモノがいた方を見て、また僕を見る。
『お、お、おじさん、、、』
「あ”?お前、アレが見えんのか?」
『う、うん。』
バケモノ、まだ怖いのいるけど、どっちかって言うと今のおじさん「あ”?」っていう方が怖かった。
「そうか。」
おじさんは、少し考えると僕の方を見て、口を動かす。
「お前、俺んトコにこねぇか?」
『っ、、、ぇ?』
俺んトコっていうのは、多分おじさんのお家。
行けるんだったら、行きたい。
今の親戚のお家に居ても、怖がられて、親戚の子にも虐められるだけだもん。
『行く!行きたい!!』
「おうおう、分かったから落ち着け。」
『お願い、行きたい!おじさんのお家!!』
「おい、俺は俺んち何て一言も言ってねぇぞ」
「だとしても!」と僕は続ける
おじさんのこと、もっと知りたい。
仲良くなりたかったから。
『じゃあ、今すぐ行ってもいい!?』
「行けねぇよ、なんせ県跨いでっからな。」
ここは宮城県。ってことは、もしかして東京とかに住んでるのかな?
でも、僕の力を使えばだいじょうぶ!
『えへへ〜』
あむ、とロリポップを口に入れると、咥えながら呟く
『おじさんの家の前へ飛べ!』
咄嗟におじさんの腕を掴んで、目を瞑る。
目を開ければ、さっきの公園とは違う景色が広がってる。
せいこうした!
『うしし、おじさん!すごいでしょ〜』
「あ、あぁ。すごいな。」
目を見開いて、僕の方を見つめるおじさん。
手を繋いで、目の前の建物に入った。
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RUNA - コメント失礼します( . .)"一気読みさせて頂きました!めちゃくちゃ面白いです!もう更新はしないのでしょうか…? (11月26日 14時) (レス) id: b5ccb32c76 (このIDを非表示/違反報告)
るきー流季ー - 美傘さん» ありがとうございます!!原作入ってわっちゃわっちゃしてくると思いますが、どうかご贔屓に。 (2022年4月4日 6時) (レス) id: 17a7d13276 (このIDを非表示/違反報告)
美傘(プロフ) - コメント失礼します!続編おめでとうございます!これからも読まさせていただきます!頑張ってください! (2022年4月3日 18時) (レス) @page3 id: d900c150ef (このIDを非表示/違反報告)
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