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19話 ページ21

「っ、つ」

寝ても痛みは変わらなかった。
というか寝ている最中痛むものだから、
夜中なんども目が覚める。

「なんなんだよ」

愚痴りつつも、
昨日の今日で有給はさすがにとれない。
生徒にも迷惑かけるし。
五条さんはどうもいいが。

「っ、ふぅ……」

これだけ絶え間なく痛んでいれば、
さすがに身体も慣れてくる。
まぁ普通通りにくらいは装えるでしょう。




「おはよう」

「おはようございます!」

「朝から元気だね虎杖くん……」

放課後部活前の感じだよそれは……
知らんけど……

「今日先生も手合わせしてくれるんでしょ?」

「え?」

「五条先生がそう言ってましたけど……」

「聞いてませんけど……」

「もう2年生待ってますよ」

矢継ぎ早に明かされる情報に、
少し頭が痛くなってきた。

「肝心の五条さんは?」

「あぁ今日は出張とかなんとか」

「は?」

俺たちに怒らないでください。
と言う伏黒くん。
まぁ最もだ。

あいつ、ぜったい、ゆるさん。



「禪院真希」

「おかか」

「パンダだ!」

「……………………………………」

ちょっと整理させて欲しい。

禪院真希ちゃんは全然いい。
全然いいよむしろ好意的。
メガネポニーテールで強気っていいよね!

こほん。

おかか。
おかかくん?

「呪言師の狗巻棘先輩です
語彙力はおにぎりの具だけしかありません」

「おおきみは心が?」

ナイスアシストだ伏黒くん!
私はそう思って頭を撫でてやる。

あーまぁでも納得した。
呪言師の家系なら簡単には喋れない。
そういうわけなんだろう。
でもなんでおにぎりの具にしたんだろうね……?

「パンダだ!」

「うん聞こえてた……」

パンダ?なんで?
え?生きてるの?喋れるの?

等々の疑問は放り投げる。
考えるだけ無駄。
どうせあの人のお手製だ。

「…………君らキャラ濃いって言われたことない?」

「まったく」

わかった。
ここらちょっとおかしいんだ。

我らが嫡男坊を初め。

私の同期も、
宿儺を難なく平らげる男も、
おにぎりもパンダも!!!

「頭いてぇ……」

「おいおい私らと手合わせしようってのに
そっちが先に音を上げてどうすんだよ」

「禪院さん……大好き」

「は?」

こいつ大丈夫?
って目を伏黒くんに向けないで……

君と彼くらいしかまともな子おらんのよ……

「先生!
ほら、早く指示出して!!」

「ちょっと……タイム……」

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ワイヤー女 - 新さん» ありがとうございます!!とても励みになります!これからも是非ともよろしくお願い致します! (2020年5月25日 16時) (レス) id: cedc192f36 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - めっちゃ好きです!!全てが好きです!!更新頑張れぇぇぇぇぇ!!!!! (2020年5月25日 13時) (レス) id: e596ede8e2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:よく骨を折る田中 | 作成日時:2020年5月23日 18時

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