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15話 ページ17

「おいおいおいおい」

特級呪物を回収に行ってみれば、
どうしたことでしょう、
なんか取り込まれて特級になった
呪霊がいるじゃないすか。

この前こんな案件あったな、
1年生たちに回らなくてよかった。

案外冷静だ、
と脳みそを回しながら私は攻撃を避け続ける。

選択使う?
いや、まだ多分誰かいる。

何が呪具でも使っているのか、
僅かにだけ漏れる残滓。

回数を重ねるのはもちろん、
連続で使えば使うほど呪力を喰う面倒な術式。

それが嫌で新しく作った形成の方。

いつまでも逃げ続けてても埒が明かない、
私はそう思ってワイヤーを天井に刺した。

そのまま収縮させて自分の身体を宙に投げ出す。

首の装甲が弱いなぁと飛びながら観察。

そのままもう一本ワイヤーを打ち込んだ。

「イ゛イ゛イィィィダァァイ」

「うんすぐ楽になるよ」

刺さったワイヤーは中で解けて広がる。
そのまま呪霊の体の中を駆け巡って
縦横無尽に切り裂いた。

一撃必殺。
あの男に。
銀髪をたなびかせる、
我らが本家に並ぶために、
私が作った能力。

いやぁAちゃん頑張った

なんてふざけていたら、
背後から思いっ切り撃たれた。

「あれ、出てくるの早い?!」

全然気が付かなかった〜と私は手のひらを振る。

手のひらに数ミリの穴。

まぁ動体視力はいい方だからね。
なんて誰にともなく自慢して。
同じ要領でもう一度祓い終える。

「…………まじ?」

ゾロゾロと溢れ出す呪霊たち。
なんなんだ新手のダンジョンか?

別世界ならきっとこうなってたんだろうな。
なんて現実逃避も程々に。

「ここで死んでも価値はない。
喜ぶのはあのハゲちらかったおっさんだけ。
さて、やりましょーか。」



躍り出てくる呪霊を1人ずつ視界に入れていく。

こいつは首、こいつは腕。

貫きさえすれば勝てるのだから、
そう気張ることもない。
しっかり狙って〜
と体から切り離して空中に浮かぶ、
ワイヤーを束ねて
まとめた物をそれぞれ投げ入れていく。

ババババッ!

と音を立てて刺されば、あとはもう私のか

「っ?!」

背後から思い切り斬られた。

体をひねって真二つは避ける。
脇腹を思い切り切り裂かれて鮮血がまう。

「なんなの!!!」

次々湧く呪霊に苛立って、
後ろのやつは選択で首から上を飛ばした。
指定して拒絶すれば1発わ
その代わり体にのしかかる重み。

楽しちゃった失敗!

痛む脇腹を抑えて見すえた先には、
まだまだワラワラと呪霊が湧いていて。

「…催馬楽暗殺計画?」

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ワイヤー女 - 新さん» ありがとうございます!!とても励みになります!これからも是非ともよろしくお願い致します! (2020年5月25日 16時) (レス) id: cedc192f36 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - めっちゃ好きです!!全てが好きです!!更新頑張れぇぇぇぇぇ!!!!! (2020年5月25日 13時) (レス) id: e596ede8e2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:よく骨を折る田中 | 作成日時:2020年5月23日 18時

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