14話 ページ16
「五条悟に何をした？」
なんもしてねぇーーーーよ！！！
むしろお前らがなんかしたんちゃうん？
なんなんあの人性格おかしくない？ねじ曲がってない？変なところで怒るし変なところで目隠しとるし、まぁあの人の眼特別だからしかなたいんかなとかおもったけどそれにしてもとるんやったらせんでいいやないかい！！！
こほん。
「何もしてません。
何も話してないし何もしてません。
むしろ教えて欲しいです」
朝イチ。
任務だと呼ばれてきてみれば、
全く関係のない話に私は頭を抱えたくなった。
というか五条さんがおかしいことについては、
結構前から(さよならする前から)だし、
正直常におかしいし、
その辺ちゃんと分かってます？？
絶対私のせいじゃない。
「お前がロシアに行ったことは？」
「だから言ってないですって。
今更あんたが教師したいって言うから
私がロシアに行ってやったんだよ、
なんて善意の押し売りみたいなことしません」
つーかそんなことするくらいなら
寝る方が有意義。
頼まれても無いことを
さもしてやったかのように言うのは
ナンセンスですよ？
と言えばすごい目で見られた。
こわぁい！
こほん。
「で、任務は」
「虎杖悠仁を殺せ」
「あ？」
自分でも酷いくらい低い声が漏れた。
びりり、と空気が張ったのが分かる。
「五条さんがなんて言うか知りませんけどね。
私はあの人と違って迷わず全員殺しますよ。
一言で殺せる。」
「っ、冗談だ」
「………………で？」
冗談じゃねぇだろ
ワンチャン私ならって思ったよな？
言い淀んでたら
どうせ五条さんダシに殺させようとしてた。
ドクズが。
私は心の中で吐き捨てて、
とっとと本題に入れよと言葉を紡ぐ。
「特級呪物の回収、
その後ここへもってこい。
五条悟に知られるな、
お前は今日有給をとってある」
「身勝手か。
…………はぁ了解。
場所は？
ーーー、はい、了解です」
取ってつけたような任務に、
あぁほんとに私が殺すと思っていたのか、
と鼻で笑ってしまう。
……そんなに非人間に見えるかなぁ。
「じゃ。」
胸糞悪ぃ。
五条さんの言うことも、
夏油くんの言うことも分かるよ。
私は行動に移そうとは思わないけど。
この仕事やってると、
どうしても嫌になる時が来る。
止めようとはおもわない。
助けようとも。
ただそこに在るだけ。
………………。
「まぁ夏油くんには
なんも出来なかった訳ですが。」
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ワイヤー女 - 新さん» ありがとうございます！！とても励みになります！これからも是非ともよろしくお願い致します！ (2020年5月25日 16時) (
レス) id: cedc192f36 (このIDを非表示/違反報告)
新(プロフ) - めっちゃ好きです！！全てが好きです！！更新頑張れぇぇぇぇぇ！！！！！ (2020年5月25日 13時) (レス) id: e596ede8e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よく骨を折る田中 | 作成日時：2020年5月23日 18時
