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罪状2 ページ3

サイレンが止まった。

窓の外を見てみると、警官達が入ってこようとしているところだった。


キープテープが貼られ、建物は封鎖。


外には野次馬が群がり始める。



私達は一ヶ所に集められ、その間に鑑識が鑑定をしていく。

こういう時に限って私が犯人にされたりするのだが。


フラグを立ててはいけないので、そこで考えを断ち切る。



集められたのは私を含め3人。


なぜか、店員と子供は容疑者から外されていた。


『なぜだ?』


ぼそっと呟く。



子供というだけで容疑者扱いされないのは理不尽だ。

それを言うならあの褐色肌の店員。

彼もなぜ容疑者から外されているのだろうか。


刑事、警部達の話に聞き耳を立てる。



「安室さん」

「警部さん達」


どうやら店員と警部、刑事達は顔見知りらしい。

信頼というものだろうか?

この人はしないという絶対的な信頼がこの人たちにはあるのかもしれない。


こういうのが命採りになるというのに。





「犯人は彼女では?」



指差されたのは私だ。

フラグを立ててしまっていたのか、あの時点で。

フラグ回収とは、このことだろうか。



私を名指したのは、店員の彼。

彼は警察に口を出せるほど仲が良いのか…

やはり、警察にコネは作っておいた方がいいのか。


これまでずっと無口だったのが仇になったのか?


『証拠は。』



ここにきてやっと口を開く。

証言をする時も、私は首を振るだけだった。


理由?面倒臭いから。

私が犯人ではないということは私自身が一番知っているのだから。



「あまりにも静かなので。普通慌てたり動揺したりするものでしょう?」



店員の彼は、そう話す。

それが証拠になるのだろうか。

私はそれを証拠として検事が発言したら信用できないだろう、その検事。

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設定タグ:名探偵コナン , 警察学校組 , 裁判官   
作品ジャンル:アニメ
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つむやぎ(プロフ) - 明里香さん» 誤字脱字、ご指摘いただきありがとうございます…!修正させていただきますね。 (12月5日 16時) (レス) id: 0e2e7bdab8 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 24話、言われたことがるじゃなくて、言われたことがあるです。 (12月5日 10時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 17話、ミステリー付きじゃなくて、ミステリー好きです。 (12月5日 10時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 4話、私を読んだじゃなくて、私を呼んだです。 (12月5日 9時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 3話、犯行動悸じゃなくて、犯行動機です。 (12月5日 9時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:I luck | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/topaazu/  
作成日時:2023年1月28日 8時

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