M_期待の裏 ページ35
…
｢ねぇ、しょおくん｣
｢ん？｣
｢オレのこと、また名前で呼んでくれた｣
この夜、やっと翔くんは【本当の】彼氏になった
もう堂々と｢この人は自慢の彼氏です｣って
言えるようになったんだ
こんな幸せな誕生日、マジで初めてかもしれない
今はもう遠慮もせず隣にくっついて
お酒を飲みながらダラダラ話しているわけで
彼も嫌がる素振りどころかオレは腰を抱かれている
その添えられた手がまた温かくて。
その会話の中でも翔くんはオレの事を
【潤】って呼んでくれたのが擽ったくて
つい聞いてしまった。
｢潤もさ、仕事の時はオレらへの呼び方変わるじゃん｣
｢まぁ、仕事との区別付けたいし｣
｢それと同じようなもんだよ｣
翔くんが言うには
オレとの距離が離れた時に今までと同じじゃ
駄目だって感じて、考えた結果
名字で呼ぶことを選んだんだって
｢【潤】って呼ぶ時はお前を甘やかしてた時期だからボロ出したくなかったんだろうなー、予防線張ってたのかも｣
｢それがしょおくんなりのケジメだったのか｣
オレと同じくらい……いや、それ以上に
仕事に気を張って取り組んでいる彼らしい。
やっぱそういう所も好きだ
｢もー、これ以上惚れさせんなよ！｣
｢ぅおっ！急に積極的ですなぁ潤くんや｣
耐えきれなくて横から抱きついちゃったけど
それも優しい目で受け入れてくれる
｢てかそれは潤もだろ？｣
｢へ？オレは仕事でしか切り替えてないけど｣
｢いやいや……無自覚？｣
上目遣いでオレの顔を覗く翔くんにドキドキ
｢潤はオレに甘えたり気を抜くと【しょおくん】って呼ぶだろ、舌っ足らずな感じで｣
う、じゃなくてお、なんだよな〜って
指摘されてちょっと恥ずかしい
そうだったのか……気づかなかった
その後もくだらない会話しながら
合間に1人ずつシャワーを浴びて
ラフな格好でまたダラダラ。
いつもとあまり変わらないようで
位置関係だけは全く違うから緊張してしまう
だってずっと隣なんだもん
至近距離、隙間3センチ。
オレらのここ数年の距離感と比べたら
ありえない位近いわけで
やっとこの距離まで持ってこれたなって感動してる
｢あれ、潤は明日何時に出るんだっけ？｣
｢一度家に帰るから12時頃かな｣
｢ならのんびり寝れるな｣
ちょっと、期待した
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充電3%(プロフ) - ミロさん» またまたコメントありがとうございます！思わずニヤケるようなやりとりを意識して書いているのでそれなら本望です！！イチャコラ、、、させましょう(*^^*)あと少しだけお付き合いくださいませ！ (2020年9月5日 13時) (
レス) id: 33e9788ddb (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - 赤紫大好きです！めちゃくちゃニヤケながら読ませて貰ってますよw もっともっとイチャコラして欲しいです。とっても好きなお話です (2020年9月4日 17時) (レス) id: 7ba833df6a (このIDを非表示/違反報告)
充電3%(プロフ) - ミロさん» コメントありがとうございます！！今後の進展、是非見守っててください(*^^*)ご期待に添えれるよう更新頑張ります！ (2020年8月23日 11時) (レス) id: 33e9788ddb (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - 進展が楽しみです！待ってますーー (2020年8月22日 0時) (レス) id: 7ba833df6a (このIDを非表示/違反報告)
充電3%(プロフ) - あいさん» 返信遅くなってしまい申し訳ないです(；A；)コメントありがとうございます！近々更新出来ればと考えておりますのでどうかお待ちいただけると幸いです(^-^; (2020年8月11日 7時) (レス) id: 33e9788ddb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：充電3%. | 作成日時：2020年4月30日 13時
