M_激しく、焦らされ ページ21
…
｢しょおくん｣
｢……んー｣
｢着いたよ｣
いつの間にかべろべろになっているしょおくんを
何故かまーが連れてきてくれて
これは野放しにしたらダメだって理性が警鐘を鳴らす
なんかやばい予感してたから
ガッツリ飲まなくて良かった
翔くんが席を立ってる間に
会計は済ませてたからすぐに出れたけど
これ絶対まーに勘繰られてるよな…
タクシーに乗って翔くんの自宅まで向かってる間
その家主はオレの膝に頭を乗せていた
いやまぁ、いいんだけどさ
肩に乗せられているとかに比べれば
外から見られるリスクも減るけども
座ってる方向的に顔が外側に向いてたのも有難い
オレ側に顔向いてたらちょっと、体制的に耐性が効かなくなる……ってなんだそんな親父ギャグみたいなの
そう悶々としてる内に到着したので起こしてエントランスまで引き摺っていく
｢カギ……｣
そういってポケットを漁る彼は普段見ることの出来ない間抜けさがあって逆に微笑ましい、んだけど
｢カバンの中じゃないの？｣
｢あぁそうだ、じゅん取って｣
カバンをオレに差し出してくる
さっきから突然名前で呼んでくるもんだから
それだけで心臓跳ねそうなんだけど
それを押し殺し、躊躇いながらもカバンから鍵を取り出した
オートロックを抜けて部屋の鍵まで開け
扉を開くと一気に翔くんの香りが全身を纏う
｢……っ｣
嗅ぎなれてる香りではあるけれど
今日はまた一段とオレに突き刺さる
｢はー、久々にじゅんとのんだぁ｣
そんな俺を差し置いて翔くんは
リビングのソファにドカッと身体を預けている
｢寝る前にちゃんと着替えてね｣
勝手に冷蔵庫を開けて開封前の水を差し出すと
彼はぐっと飲み干していく
今は少しだらしないけれど
勢いよく飲む姿は、ちょっと唆る
｢適当に寛いでいーよ｣
｢うん｣
とはいえ緊張するわけでして。
この後に何が起きるか分からない
ないとは思うけど本当に一線を超えるのか、どうか
ただ、どのみち懸念していることはあるわけで。
｢しょおくん｣
｢ん？｣
｢聞いても、いい…？｣
｢なぁに｣
少し早いけど、ここでハッキリするべきなのか
そう思いながら恐る恐る問いかける
｢オレのこと、どう思ってるの｣
｢……すきだよ｣
｢本当に？｣
｢当たり前だろ〜｣
あー、まだ酔っ払ってる
ここまで羽目を外して酔うことなんてあまりないのに
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充電3%(プロフ) - ミロさん» またまたコメントありがとうございます！思わずニヤケるようなやりとりを意識して書いているのでそれなら本望です！！イチャコラ、、、させましょう(*^^*)あと少しだけお付き合いくださいませ！ (2020年9月5日 13時) (
レス) id: 33e9788ddb (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - 赤紫大好きです！めちゃくちゃニヤケながら読ませて貰ってますよw もっともっとイチャコラして欲しいです。とっても好きなお話です (2020年9月4日 17時) (レス) id: 7ba833df6a (このIDを非表示/違反報告)
充電3%(プロフ) - ミロさん» コメントありがとうございます！！今後の進展、是非見守っててください(*^^*)ご期待に添えれるよう更新頑張ります！ (2020年8月23日 11時) (レス) id: 33e9788ddb (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - 進展が楽しみです！待ってますーー (2020年8月22日 0時) (レス) id: 7ba833df6a (このIDを非表示/違反報告)
充電3%(プロフ) - あいさん» 返信遅くなってしまい申し訳ないです(；A；)コメントありがとうございます！近々更新出来ればと考えておりますのでどうかお待ちいただけると幸いです(^-^; (2020年8月11日 7時) (レス) id: 33e9788ddb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：充電3%. | 作成日時：2020年4月30日 13時
