休暇生活57 ページ9
夜風にあたろうと思い、俺はオンボロ寮の近くまで歩いてきた。そうすると、そこには、グリム命名『ツノ太郎』がいた。
おそらく、こいつはディアソムニア寮の寮長に違いない。ここまで魔力があるやつはそうそういなし、何より、イメージ的にばっちり合っている。
マレウス「お前は…この前僕にブラウンケットを渡した…」
ハデス「よぉ、ツノ太郎」
マレウス「ツノ太郎？ツノ太郎とは……まさか、僕のことか？」
ハデス「うちの寮生命名だ」
そのとき、ツノ太郎は楽しそうに笑い、ツノ太郎と呼ぶことを許可をした。
マレウス「…ところで、ここ数日この寮の中が騒がしいようだ。お前達以外にも寮生が？」
ハデス「アズール・アーシェングロットと契約して担保として預けている。なんせ、俺が預けられるのはそれだけだったしな。そして、何を見ていたんだ？」
マレウス「オンボロ寮の壁には、見事な彫刻のガーゴイルがあるだろう？」
ハデス「ガーゴイル…あぁ、雨どいの一種の…」
マレウス「！ 知っているのか」
ハデス「詳しくは調べたことがないから知らないが、多少は知っている」
マレウス「ガーゴイルについて語れる相手はいなかったから嬉しくはあるな。だが、まぁ、ここが騒がしくなるのは僕も嫌だな…」
ハデス「あっははっ！！それじゃあ頑張って取り返してみるよ」
ツノ太郎は笑顔でまたどこかへと消えて行った。俺もサバナクロー寮に戻った。
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紫陽花中毒 - 43ページのヘラ様の美についてのお言葉、感動しました！ (2021年12月8日 17時) (
レス) @page43 id: 36b405f351 (このIDを非表示/違反報告)
純(プロフ) - ハデスの、撫で癖が好きですww イグニハイドとの絡みが楽しみです。更新頑張ってください、応援してます！ (2021年8月2日 7時) (レス) id: 2995464ce6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅鵺 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時：2021年7月29日 1時
