静かな音から…… 【七つの大罪】 (ページ6)

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神々5 ページ6

今回の喧嘩祭りは闘技場が壊れたり、観戦客が巻き込まれたりしているな。これじゃあ、決着がつかないぞ。

やはり七つの大罪ではレベルのぶつかり合いで大地さえも割れてしまっている。

そんなとき、嫌な予感がした。炎の球体がこちらに向かって多く飛んで来た。

俺はクレイオスの首根っこを持って飛んだ。

「こんな時に誰だよ……。いい試合だったのによぉ」

「そうだな」

「気配的に聖騎士だな。七つの大罪の気配を嗅ぎつけたか…」

「...僕、行ってくる」

「はあ？お前またそんなこと言って…」

「罪のない街の人を巻き込んでるんだぞ」

「………好きにしろ。俺は手伝わねぇからな」

「...わかった」

俺はそのままクレイオスを放っておき、安全そうな場所へと逃げていたときのことだ。

王族の気配……。

近くにいるのか…面倒だな。あまり関わりたくはないのだが。

俺は空を飛んだまま、王族達の後を少し楽しい気分で追った。しかし、その気持ちが続いたのは、王族の中に、見知った顔がいることに気づくまでのことだった。