静かな音から…… 【七つの大罪】 (ページ44)

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神々43 ページ44

「……で？」

「でって……ひっどいなぁ」

俺はクロノスの話を静かに聞いていた。

「クレイオスはさ、何であんなに正義を振りかざすの？馬鹿なのかな？今更あの最高神に媚を売ろうなんて愚策だよ。亡命者は亡命者らしくこの地上で過ごせばいいんだよ」

「さあ？俺は元々あっちでは嫌われていたからな。どうこう言える立場じゃねぇけど、許しが少しでも欲しいんじゃねぇの？」

「それこそまさに愚策！馬鹿を通り越した阿呆！まずあんな大失態を犯したことすら許されないんだよ！それなのにさあ！まあた正義正義！コイオスが頑張ってるねって言ってる意味がわからないよ！」

「あいつは弟に甘いんだ。しょうがないだろ」

「イアぺトスも大変だったよねぇ。クレイオスといてさあ？一番嫌いなタイプなのに」

「俺はやることがいっぱいあったからな。まぁ、めんどくせぇときもあったけど」

「あーあ！何かド派手に起きないかなあ。例えばさ、死人が突然生き返るとか人間同士が争いあったりさぁ」

「くっはは！そんなのがあったら退屈しのぎにはなるかもな」

そんな話をしながらご飯をもらっていた。