静かな音から…… 【七つの大罪】 (ページ41)

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神々40 ページ41

二人には申し訳ないが、キャメロットにおいてディアンヌを追いかける。

「［兄さん、この方角...あの気配があるところだよね］」

「あぁ、たしかに気配を感じる」

「［僕は、ディアンヌが危ないと思うんだけど...］」

一方、記憶をなくしたディアンヌは何処かへ走っている。

ある場所で立ち止まった。

前には見たことのない巨大な紫色の木がはえている。

「(なにこれ...？！)」

そして、いかにも危ない気配を纏う奴らに見つかった。

体が動かない。

やられかけていたが、危うく知人と思われる同族に救われ、連れて行かれた。

「まったく………世話を焼かせる」

「［ほんと危機一髪だったね...］」

だが同時に自分たちの気配に気付いてしまったらしく、今度はこっちに殺気がブワッとくる。

お互いから見たら米粒くらいの大きさになるほどの距離だが流石十戒。

ちょび髭の十戒が火の鳥フェネクスと思われる技をこちらに向かって放つ。

方向転換をしても避けれない。

「ふむ、あれは……」

「［...たぶん大丈夫だと思う］」

「ほぅ、よくわかったな」

「［兄さんは知識でわかったと思うけど僕は...勘、かな？］」

巨大なフェネクスが徐々に此方へ近づく。

そして...

フェネクスをホークママが一口で食べてしまった。

「おっかぁすげぇ！！」

「...ホークママ、お腹大丈夫なの？」

側から見たら珍百景だろう。

マーリン姉さんが、ドルイドの聖地へと向かう、と僕らに伝えた。