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神々39 ページ40
商売の売り上げがいい。まぁ、そういうときに限ってよく何か起きたりする。
用心するには特段と構わない。
｢はーい！急がず！ゆーっくりね！｣
クロノスがいい塩梅で客を並ばせてくれている、と、いってもだ。
遠くの方から嫌な気配がする。今のところ戦いは避けたいところだが………。
｢兄さんもわかる？｣
クロノスが俺に話しかけてくる。この気配について、こいつも分かっているのだろう。
さっさと店を閉めて戻るのも手なのか………。それとも相手の様子を窺うか。
｢今のうちに奥のものしまいこんじゃうね｣
｢………クロノ、ついでにこれをやる｣
｢これは……？｣
｢お前が使いやすい設計で作った武器だよ。持っておけ｣
｢わぁ、ありがとー！｣
嫌な気配は、すぐそこまで来ていた。
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作者名：紅鵺or白夜Ψ黒夜 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時：2020年6月30日 10時
