静かな音から…… 【七つの大罪】 (ページ4)

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神々3 ページ4

商人として俺は名が高い。何せ多くの神器や人間用の武器を売ったりしていたからな。

今回は〈嫉妬の罪〉のディアンヌの神器を提供したのだからまたさらに名が広がることだろう。

「レイティス！是非今回の商品の紹介をチミ自らしてくれ！きっともっと名が知れ渡ること間違いなし！」

「ラブヘルム、俺は名が通りたくてやってるわけじゃない。通っていて当然、売れるなら売る」

「それはチミの座右の銘かい？チミに売れない品物なんてなかったからね！さすがだよ！」

品物の再確認のために訪れていたが、何故か紹介するよう頼まれていたのだ。

何故俺がそんな面倒なことを…。

「じゃあ、頼むよ！」

「あっ、おい待て！俺は一言も商品紹介をするとは…！」

「えー！チミがやってくれれば選手達も盛り上がると思うんだよー」

「それはお前がこのバイゼル祭りを豪華にして更に世に広めたいからだろ」

「兄貴いた！！」

遠くの方から見知った声が聞こえる。

「お前また迷子になってたな？何度言えばわかるんだ。背が小さいんだから俺の服でも掴んでろって言ったのに」

「ごめんよ(＞_＜)」

「昨日も迷った挙句に今日も……頭を悩ますんじゃねぇよ」

そう言って俺はため息をついた。