静かな音から…… 【七つの大罪】 (ページ26)

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神々25 ページ26

｢ねねー！聞いた？｣

暗闇から一つの声が響く。

｢何がだ｣

違う声が響く。

｢あの子達が、復活するんだって～！地上って、本当に大変そうだよね！｣

｢あぁ、その事なら前から決まっていたことだ。あまり騒ぎ立てるなよ｣

｢わざわざ宿提供してやってるのに｣

｢というか、僕らもまさか追い出されるなんて思ってもなかったよー｣

｢お前は口より先に手を動かせ。ここは見つかりにくいとはいえ、自給自足が必至なんだ｣

｢はーい｣

暗闇の中で、一つの明かりが点る。そして、暗闇が少しだけ明ける。

そこに登場したのは、本を読み続ける男と藁で何かを作っている男。そして、明かりの元を手に持ち、お金の勘定をしている男。

3人が同じ洞窟で自由に過ごしていた。

｢やっと出来た～♪僕の枕～♪｣

｢やっとか。これで嫌味を聞かなくてすむ｣

｢嫌味ってー！酷いよね！“イアペトス！”｣

｢………あぁ、そうだな｣

男は一人、笑っていた。