静かな音から…… 【七つの大罪】 (ページ21)

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神々20 ページ21

あれからどれくらい僕は気絶してたんだろうか。

気がついたら目が覚めた。

フカフカのベットに横たわっている僕。

見たことのない部屋。

此処は...？

「よかった！目が覚めたのね」

「...？！(なんで、声が...)」

「怖がらなくていいわ。貴方に酷いことしないもの」

「(え、ど、どうしよう...声が出ないならどうやって話せばいいんだ？)」

「私はエリザベス。リオネス王国の第三王女よ。貴方は？」

部屋を見渡すとちょうど紙とペンが近くにあった。

其れを取って急いで書く。

「［僕はレイ。気絶するまで声が出てたんだけど今は出ないみたいなんだ。
...暫くペンと紙をかりてもいいかな？］」

「？！そうなのね...ええ、別に構わないわ。
声が出ないのはしょうがないもの」

「［ありがとう］」

「あ、メリオダス様が目が覚めたらあなたを連れてきて欲しいって言ってたわ。
一緒に行きましょう」

その時、僕は目の前にいるエリザベス様が最高神の娘だったと知るのはまだ先の話。