静かな音から…… 【七つの大罪】 (ページ18)

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神々17 ページ18

俺はクレイオスの首から手を離し、胸ぐらを掴んだ。その後、一思いに投げた。

そんなもので発散できるわけがなく、今まで溜まった嫌悪感や不快感の感情がドロドロと全身に一気に流れるように駆け巡った。

エリザベスと会う度にドロドロとした感情が込み上げ、それを毎回抑えつけていたのだ。

それが、今回ので爆発してクレイオスに当たっている。

気に食わない。神々が助けても人間は運命で死する者なのだから。助けたってその努力は砂となって消えていく。

俺はクレイオスが落ちたであろう場所へと向かった。

そこは七つの大罪や他の聖騎士達もいた。その中でクレイオスが一人の男に殺されそうになってた。

俺はその男の腕を掴んだ。

｢ナァイスヒットって感じか？｣

｢団長！あの人……それにあの子も！｣

｢あぁ、バイゼルのときにいた二人だな｣

俺が軽く男を蹴ると奥にある壁へと吹っ飛んでいった。そのあと、俺はまたクレイオスの胸ぐらを掴みあげた。

｢何でお前があいつと同じ考えなのか、マジで意味わかんねぇわ｣

俺は一言そう告げた。