静かな音から…… 【七つの大罪】 (ページ16)

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神々15 ページ16

普通に商売をしていたら、さっきクレイオスとともに何処かへ行っていたガキ達が目の前にいた。

｢何でお前らここに？｣

｢レイ君が逃してくれたんだ｣

｢お兄さん、レイ君を助けにいかなくていいの？｣

｢…………あいつの安全なんか知らねぇが。さっさと避難しとけ｣

｢本当にいいの？｣

｢はっ、何で俺がわざわざあいつのこと心配すんだよ。めんどくせぇ｣

｢兄弟でしょ？｣

｢はあ？仲間？兄弟なんだから？どうだっていい。俺はあいつのこと、そこまで大切にしてねぇっつーの｣

俺は嘲笑いながら荷物を手に取る。

どうせあいつのことだ。避難誘導でもしてんだろうから。

あぁ、ほんっっっとにあいつは馬鹿だな。一々守ってどうなるってんだ。

そうだ、今回は俺も少し参戦しようか。七つの大罪を少し困らせてあげよう。

そうして俺は片腕をあげて近くにいた兵士を殺した。

全部擦り付けてやる。

ここは元々混沌の場所だと思ってたんだ。さらにかき回してやる。

あぁ、俺がこうやって荒らすのは何百年ぶりだ？全然やってなかったな。

俺は口角を静かに上げた。