静かな音から…… 【七つの大罪】 (ページ15)

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神々14 ページ15

「此処は僕達の遊び場だよ！」

リヲ君達が連れて行ってくれたのは空き家。

その中には使い古した筆やペンキが置いてあったり、古そうな木の板がある。

中に入るといろいろと可愛らしい落書きがしてあって楽しそうだ。

「此処でお絵描きをしたりチャンバラごっこをしてるんだ！」

「今日はどうするの？」

「うーん。そうだね...」

「リヲ君！新しい仲間が来たから最初はお絵描きしない？」

「え、ぼ、僕が君達の仲間？！」

「なーに当たり前なこと言ってるの？
僕らのルールで一緒に遊ぶ人達はみんな仲間っていうのがあるんだ」

「それってチームみたいだね！！嬉しいよ！！」

今の僕は今まで以上に無邪気になってるだろう。

だって一度たりとも僕を仲間だってチームだって言ってくれる兄弟はいなかったし...

兄弟みんな、忙しそうだったからね。

「レイ君？」

「リヲ君...？一体どうしt((ﾌﾟﾆｯふえっ？！」

「なんか、暗い顔してる...一緒にお絵かきしよう？」

「そ、そうだね！」

ペンキに筆先を入れて、木の板にみんなで色を塗ったり、何か描いたり...

そんな中、チラチラと視線を感じる。

...僕の筆のことかな？

「えーっと..みんな、僕のこの筆のことが木になる？」

「「うん」」

「それじゃ、これで何か書くよ」

そう言って、僕は自分の筆を使って満点の星空を描いた。

彼らはそれを見て言葉が出なかったのかしばらくその絵を眺める。

その時だった。

地響きが起き、町では何やら騒いでいる。

何事かとみんなと出るが危険を感知した僕はすぐにポータルを開き、彼らと絵をそこに避難させた。

そして、僕は巨大な落下物を破壊しながらその場から逃げた。

空から見たリオネスは、建物が破壊されていたり煙が上がっていたりと大惨事だ。

住民の救助や避難誘導をしなくちゃと思って行こうとしたが
七つの大罪がそこら中に散らばっていて絶対にキング君に遭遇しそうな予感がする。←

早く飛べば見つからないよね、うん。

そう僕は腹を括って住民の避難誘導や救助に取りかかった。