３４巻 ページ35
リクオside
ジジイがもう一度葵に問いかける。
ぬら｢ワシが誰だか分かるか｣
『………ぬらりひょん』
龍鵝｢葵様……｣
灰狼｢口出すんなよ｣
その時だった。葵の口元が笑みを浮かべ、こう放った。
『俺を母上から救ってくれた恩人やんなぁ』
全員｢｢！！！｣｣
ぬら｢お前……｣
鯉判｢葵兄、なのか｣
『今まで出てこれんかったんは俺が幼子で力も無かったからや。だから、もう一人の自分に鯉判や親父達のことを任したんよ』
灰狼｢葵…！｣
『少し時間をくれへん？俺は結局もう現れへん。せやから、もう一人の自分に思い出を全て託す』
ぬら｢！……そうか。ちゃんと帰ってくるんだぞ｣
『相変わらず、変な男やねぇ、あんたは』
そう言い残すと葵は前のめりに倒れ、ジジイがそれを抱き止めた。
龍鵝｢葵様……ッ｣
灰狼｢勝手に強くなりやがって……ッ、さすがだな、ったくよ………｣
二人はその場に座り、涙を流す。
葵はいい家来に恵まれていたんだな。
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EMIKO(プロフ) - ありがとうございます!! (2019年7月13日 3時) (
レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
紅鵺or白夜Ψ黒夜(プロフ) - EMIKOさん» ありがとうございます！EMIKOさんのツイート、いっぱいあって尊敬します！ (2019年7月12日 7時) (レス) id: 2ca08bfb53 (このIDを非表示/違反報告)
EMIKO(プロフ) - 遅くなり大変申し訳ありません、、、Twitterフォローしました! (2019年7月11日 20時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
紅鵺or白夜Ψ黒夜(プロフ) - EMIKOさん» 夢見桜って言います。紹介文に初心者って書いてありますのでそれを目印にしていただければ… (2019年6月24日 12時) (レス) id: 13daf15abe (このIDを非表示/違反報告)
EMIKO(プロフ) - 教えてくださいますか? (2019年6月24日 8時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅鵺 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時：2016年5月19日 18時
