最凶吸血鬼達と忘れ去られた王【アルネの事件簿】 (ページ6)

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部屋を抜けると次の部屋が現れた。次は水に落ちないように橋を渡る、というものだった。

この下の水は試しに近くにあった物を入れたところ溶けた。つまり、硫酸の可能性が高い。

そして橋のところには針の山が連なっている。これは幻覚を使っているのだろう。

人間はそれを見たときに水のところから対岸に行くという選択肢を強いられる。そちらを選べば終わる、ということだ。

橋を渡り、次の部屋へ続く扉を開ける。

次は迷路になっている。ここはあっさりと抜けることができた。正しい道には赤い線が引いてあったからだ。

そこの扉を開けると祭壇が見えた。

祭壇の手前には棺があり、花で埋められていた。

近くによると何処からか視線を感じた。辺りを見回すが何処にも見当たらない。

俺が棺の中の花を取ろうとしたとき、背後で音が響いた。

アルネ｢誰だ｣

？｢簡単だったでしょ？僕の仕掛け｣

アルネ｢何故俺をここに？クマのぬいぐるみからはオモチャだと聞いたが？｣

後ろを振り向き、相手の姿を見る。白い髪に赤い目、そして指にはめている宝石の指輪達が目立つ男が立っていた。