最凶吸血鬼達と忘れ去られた王【アルネの事件簿】 (ページ5)

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section5　リンside ページ5

ナハちゃんにある程度Sという人について聞き出そうと奮闘しています。

ナハちゃんはSという人についてあまり話したそうにはしてませんでした。

ナハ｢お前が知ってどうすんだよォォ……｣

リン｢そうですが……｣

ナハ｢まぁ、あいつのことだ。早々殺す、なんてことはしねぇだろォォ｣

リン｢え？｣

ナハ｢俺があいつを知っている限りでは早々殺す、なんてことはしねェェ……｣

リン｢そう、なんですか？｣

では何故アルネ様を？依頼だとしてもここにいいに来ればいい話ですし……。

いえ、来れない理由でもあるのでしょうか。

ナハ｢一つ言えば、ノインテーターが遠くにいるなら俺様はここにはいねぇってことだァァ……｣

リン｢確かにそうです！この辺りにあるってことですね！｣

ナハ｢そうだァァ……俺も覚えてる限りではこの屋敷の近くだとしか思い出せねェェェ……｣

リン｢では探索しましょう！ナハちゃんを私が抱えながら歩くので、場所を思い出したら言ってくださいね！｣

ナハ｢誰がナハちゃんだ！｣

リン｢ええー、今更ですか、それ｣

そう言いつつ、私はナハちゃんを抱えて屋敷を探索することにしました。