episode47 ページ48
ザック「そしたら、俺がお前のこと迎えに行ってやるよ」
ルシ「え?」
驚きのあまり、声を漏らす。そして、ザックの方を向く。
ザック「お前、俺に協力するって言っただろ?レイを殺すまではその約束が残ってる
それに、レイだって同じこと言うぜ?あいつ、お前のこと大好きだからな」
ルシ「……大好きかどうかはわからないが……それでも、そうなったらお前らのこと頑張って待ってないとな」
ザック「おう、待っとけ。だから、それまで死ぬんじゃねぇぞ」
ルシ「忘れたのか?俺は痛覚も苦しささえも感じない化け物なんだぞ?そう簡単に死なない」
ザック「知ってるわ。一応だよ、一応」
ルシ「……ありがとう、ザック」
ザック「おう」
そうすると、レイが走って行った方向から、足音が聞こえた。
どうやらレイが戻ってきたようだ。
レイ「……!……お兄ちゃん、ザック!」
ザック「おー、やっと戻ってきたかよ」
レイ「二人とも、ごめんなさい。このフロアに薬がなくて……。それで今から私が下に戻ってとってくる」
ルシ「下にはエディが行ってるはずだ」
レイ「エディが……?でも、一応私も行く。だから二人はこの人と一緒にここでゆっくり休んで待ってて」
ザック「お前、一人で大丈夫なのかよ」
レイ「……たぶん、大丈夫。エディに会えたら一緒に行動する」
ザック「あぁ、そうだ。……行くならB6まで降りろ」
レイ「……え?」
ザック「B6で俺が、お前らを一番最初に見つけた場所、そん中にあるもんを持ってこい」
レイ「……わかった」
ルシ「頑張れよ」
レイ「うん。……じゃあ、行ってくる」
レイがそう言ったのを聞いた後、俺は急に眠たくなり、目を閉じた。
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わんわん(プロフ) - 面白かったです。続き待ってます!無理せず更新頑張ってくださいね (2020年5月6日 22時) (レス) id: 25bc55c09d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅鵺 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2019年5月15日 17時