episode42 ページ43
_レイチェルside_
キャシー「あぁぁぁあああ!どこから銃を出した!?この売女!とんでもない本性出してきたわねぇ!
あーっはははは!最高だわ!この罪人の兄妹!断罪してやる、断罪してやる!
その涼しい顔の下の悪魔を私が断罪してやるっ!!」
??「__うるせぇよ」
そのとき、一人の声が響いた。そして、目の前の彼女の腕が飛んだ。
??「撃たれて、嬉しそうな顔してんじゃねぇよ。このサドマゾ女
おかげで、殺したくて、殺したくて。目が覚めちまっただろうが!!」
キャシー「__ウソ、でしょう?」
ザック「現実だ!!目ぇ覚ませよ!!」
ザックがキャシーを殺そうとしたとき、お兄ちゃんがザックの動きを止めた。
ザック「あぁ!?何すんだよ!!」
ルシ「殺すのはちょっと待ってくれ。面白いことを思いついたんだ」
お兄ちゃんの顔は、B4フロアでエディに見せていた笑みを浮かべていた。
キャシーは床に座り込んで、お兄ちゃんのことを見ている。
ルシ「お前が俺達に選択肢をくれたように、お前にも俺から選択肢をやるよ」
キャシー「え……?」
ルシ「その1、俺はお前に利用価値を見い出した。だから、俺とザックに二回ずつ殴られて一緒に生きた状態でここから出る。
その2、今すぐザックに斬り殺された後、多少息が合った場合、俺にそのご自慢の顔を拳銃でぶっ飛ばされるの……どっちがいい?」
キャシー「は、はあ!?何を言って…!!」
ルシ「前者は死にかけだが、必ず生かしてやる。後者は…悪いけど、原型が残った状態で死ぬのは無理だろうなぁ。で、どっち?」
キャシー「っ……そんなの、前者に決まってるじゃない!!」
ルシ「そうか、決まりだな。ザック、二発、こいつの顔面に入れていいぞ。あぁ、武器はダメだからな?お前が終わったら、俺がこいつの腹を殴る」
ザックは不満気だったけれど、殴った後はとてもすっきりな顔をしていた。
二人に殴られたキャシーは、虫の息だけど、生きていた。殴り終わったお兄ちゃんは切断されたキャシーの腕の応急措置をしていた。
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わんわん(プロフ) - 面白かったです。続き待ってます!無理せず更新頑張ってくださいね (2020年5月6日 22時) (レス) id: 25bc55c09d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅鵺 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2019年5月15日 17時