どうも、呪縛師です２【呪術廻戦】

先輩たずねて三千里 ページ5

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翌日。
寮の中をキョロキョロとしながら歩く虎杖。
誰かを探しているようだ。


屋外へ出ると五条が歩いているのが見えた。



｢五条せんせー！｣



五条は虎杖の声に気づくと足を止め
｢おっおはよー｣と振り返った。




｢Aセンパイ知らない？…部屋にもいないみたいなんだけど｣




と、探し人の所在を尋ねる。
昨夜のお釣りが余りにも多く、それを返すために探していたのだ。




｢Aなら朝一で出てったよ｣


｢嘘！早くない？｣




虎杖が驚くのも無理はない。
時計は7時10分過ぎを指している。




｢任務の後、行くところがあるからって｣


｢行くところ…｣




五条の言葉を繰り返した虎杖にはその心当たりがあった。昨夜、Aが話していたことだろう。




｢…それって、センパイの実家？｣


｢なんだ、聞いてるんだ｣


｢ちょっとだけね……｣




そう言って口を噤んだ虎杖を見た五条は突然こんなことを言った。




｢悠仁、朝ごはんは？｣


｢え、まだだけど｣


｢よし！じゃあ着いてこい！｣


｢え！？｣




困惑する虎杖に目もくれず歩き出した五条。




｢え！ちょっと先生！？…てか！さっきから気になってたんだけど、その刀なに？｣



｢それも含めて、食べながら説明するよ｣






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