片割れの苦悩 (ページ9)

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片割れの処遇ページ9

『ねぇ、悟。そういえば私は呪詛師だよね？私って死刑になるんじゃ…………』

悟「そんなことにはさせねぇよ。それにこの間ので呪詛師としてのお前はもう死んだんだ。これからは呪術師の夏油Aとして生きろ。」

『だけど上層部が黙ってないよ。上層部が私を殺しに来るかもしれないよ？』

悟「大丈夫だ。上層部には脅………話は通してあるからな。」

『…………今脅したっていいかけたよね？』

悟「ちなみに階級は特級だ。そういえばひとつ気になってることがあるんだが………」

あえてのスルーね。

『何？』

悟「お前の呪力と傑の呪力が混じってるように見えるし、傑の術式が何でAに………？」

『あ…………それは…………』

悟「まぁ、無理にとは言わねぇよ。」

『いや、ちゃんと話すよ。私が目を覚ます前に傑とあったの。そこで傑が自分の呪力と術式を私に渡す代わりに、幸せに長生きしてって言われて……………』

悟「アイツらしいな。まぁ、お前はこれから傑の分までしっかり生きろよ。」

『うん………！ねぇ、さっきから扉の向こうで聞き耳たててるのは悟の生徒？』

悟「えっ？」

？？「げっ！ばれた！？」

？？「ちょっとアンタ！！ばれたっていったら余計ばれるでしょうが！！」

？？「ちょっとお前ら黙れ。お前らのせいでばれてんだよ！！」

悟「はぁ………アイツら…………」

『ふふっ、面白い生徒たちだね。入ってきていいよ。』

？？「こんちわ！！」

元気よく入ってきたのは、ピンク色の髪の毛の男の子。

そのあとに続いて、茶髪の女の子と黒髪の男の子。

それから、禅院真希、狗巻棘、パンダだった。

『三人とも、百鬼夜行の時はごめんなさい。謝って許されることではないけど…………』

真希「顔あげろよ。別にあんたがやったわけではないだろ？それに双子の兄のためにやってたんだろ？」

『それは、そうだけど…………』

パンダ「それに今、俺たちは生きてるんだ。気にするな。」

棘「しゃけ！」

とても優しい子達だな。

『ふふっ、悟。いい生徒を持ったね。』ﾆｺｯ

？？「うわっ！めっちゃ美人！！五条先生もすみに置けないね！」

？？「ほんとよ！こんな美人、そうそうお目にかかれないわよ！今度化粧させてください！」

『もちろんいいけど…………お名前は？』

野薔薇「あっ、私は釘崎野薔薇！よろしく、Aさん！」