会議 ページ26
高専に戻ると、もう既に全員揃っていた。
悟「お疲れサマンサー!!」
『…………お前、どうしちまったんだ?』
悟「………泣いていい?」
『勝手に泣け。』
おっと、つい口調が荒くなってしまった。
気をつけてたのに。
伊地知「……人的被害の報告です。2級術師3名、1級術師1名、補助監督5名。高専に待機していた術師で五条さんと夏油さんや夜蛾学長と別行動だった方達ですね。」
結構な被害が出たな
伊地知「家入さんの報告待ちですが、以前七海さんが遭遇した呪霊の仕業でほぼ間違いないかと。」
『その事で報告が。私は宿儺の指などがある蔵に向かいました。そこに例のツギハギ呪霊、もとい真人という名の呪霊が現れました。交戦した際、まだまだレベルは低いですが領域展開もできていました。これについては警戒が必要です。』
悟「えっ!?」
『ただ、その呪霊は私が取り込もうとした時に形を変えて逃げられてしまいました…………。私の落ち度です、申し訳ありません。また、逃げ出した際に呪胎九相図1〜3番が取られてしまいました。これについては厳重に捜索し、取り返す算段を練ります。報告は以上です。』
悟「………えっと、情報量が多すぎて何から追求すればいいのか分からないんだけど………。」
夜蛾「………とにかく、命があれば十分だ。呪胎九相図の事は後で考えよう。」
歌姫「そうよ、まず命があってよかったわ。」
『………ありがとうこざいます。』
歌姫「この件は学生や他の術師と共有した方がいいですかね?」
楽巌寺「………いや」
夜蛾「上で止めて置いてもらった方がいいだろう。呪詛師界隈に特級呪物流出の可能性を与えたくない。」
『………そうですね。それと交流会の途中でしたが、この後はどうされますか?』
夜蛾「交流会は言わずもがな中止だ。」
悟「ちょっと。それは僕たちが決めることじゃないでしょ」
どういうこと??
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作者名:getou | 作成日時:2022年5月28日 14時