53話（2日目） ページ18
カオル「ん…」
「カオル！？平気なの！？」
カオルは次の日の朝、目を覚ました。
医師？によると、ストレス性だという。
昔は友達で、突然婚約者だと言われた時は驚いた。
そして、怒りも湧いてきた。
カオルにではなく、父にだ。
気に入った相手を突然勧めてくるなんて、勝手が過ぎる。
何より、友達だと思ってたカオルに恋情を抱ける訳がなかった。
けれど、カオルは好きだ。友達として。
どうしたら、カオルを傷つけずに済むんだろう。
カオル「ごめん、迷惑かけたね」
「何それ、普段はそんなこと言わないでしょ？」
カオル「倒れたし、その前のこともあるからさ」
「…そうだね。カオル、話があるんだ。」
カオル「大体わかるよ、彼のことだろ？」
やっぱりお見通しか、カオルには。
「私、ハクが好きなの。だから婚約は」
カオル「出来ないんでしょ？分かってるよ。俺、Aに助けて貰ったから、助けて貰った時に感じることは共感できる。彼に助けて貰ったんでしょ」
「カオル…ありがとう。私ね、カオルが大好きだよ。一番最初の友達だから。」
カオル「ｸｽｯあんまり好きとか言うと、そこの彼に嫉妬されちゃうんだけど？」
「そこの彼…？ｯｯｯハク！？」
ハク「バレたか」
カオル「そりゃそんな殺気を撒き散らしてたら」
ハク「…ありがとう。」
カオル「ライバルにお礼言うなんて随分余裕だね？言っとくけど、傷つけたら容赦しないよ？天気で分かっちゃうんだからね」
ハク「…善処するよ」
なんか、仲良くなってる…？
…カオルがすぐ心を開くなんて、ハクってやっぱり凄いんだな
カオル「じゃあ、婚約を発表する場はそのままってことかな」
「へ？」
ハク「ああ、そうだな」
「え？」
「えええええぇぇええええ！？！？！？」
早朝の湯屋に、Aの叫び声が響いた。
こ、婚約ってどういう事！？好きって伝えたばっかなのに！？
ハク「どうしたんだ？A。」
「ああ、いや、えっと」
カオル「ははーん、久しぶりに照れてる顔みたな」
ハク「ああ、婚約のことか？どうせするんだ。早くても関係ないだろう。」
どうしてこの男はこうも恥ずかしいことを淡々と…
話を変えようそうしよう()
「そう言えば、今日湯屋のみんなに言うんでしょ？いこ！！｣
カオル、ハク「「話しそらしたな」」
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沖(プロフ) - かなとさん» レスするのが遅くなりすみません。不具合で出来ない状態でした。ご指摘ありがとうございます。今後は気をつけさせていただきます。 (2019年8月28日 0時) (
レス) id: b742fdf1f0 (このIDを非表示/違反報告)
沖(プロフ) - ひなさん» ありがとうございます！少しずつですが、完結までもう少しなのでお楽しみにして頂けると幸いです！！ (2019年8月28日 0時) (レス) id: b742fdf1f0 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 続きがきになります！！頑張ってください！ (2019年8月26日 0時) (レス) id: 0c85346607 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年4月7日 12時) (レス) id: a6e6d18aa3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沖 | 作成日時：2019年4月7日 12時
