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▽ もうひとりのわたし ページ14

Aside





私は教室の前で、1度立ち止まった。
後ろからケンタの「無理すんなよ?」という声が聞こえてくる。

…無理すんなよ?って言われて、無理しないわけないじゃない。
心の中でケンタに八つ当たりしながら私は勇気を出して教室のドアを開けた。


目に飛び込んできたのは、何度も見てきたあの目。



「フウカちゃん達かわいそーあんな奴と一緒にいるなんて」
「ねー。かわいそ」



私はその言葉を聞いて、怖くて、ビクッと肩を震わせた。

フウカたちまで巻き込んでしまう自分が憎い。私がいなかったら、こんなことにならなかったのに。



そう思ってた時、フウカとケンタが「大丈夫」「守ってやるから」と言ってくれた。
それが凄い嬉しくて。

けど、それを阻むクラスの人たちの声。



“もう仲良しになっちゃったの?”
“王族達だから”
“かわいそーに”
“アハハハハハハッ!!”



やめて…ッ、やめてよッ!

声にならない言葉を心の中で叫び続ける。
無数のゴミや誰かの筆箱が飛んでくると、フウカたちが前に出てくれた。


“…こんなんでいいの?A。”


胸の奥に潜んでいるもうひとりのわたしが、私に聞いてくる。


“ダメでしょ?もう、逃げないでよ”


逃げてなんか…、


“ないっていいたいの?違うわ。あなたは、逃げてるのよ。”


私は、逃げてるの…?


“そうよ。噂のことからにも、周りの人達からにも、そして自分からにもね”


嘘…、そんなはずは…っ、だって、そんなこと言ったら、


“最初からあなたは誰も信じてなかったのよ。しかも自分自身さえ信じてない”


…うそ、よね?だって、私はケンタのことだって、フウカたちのことだって、信じようと決めたんだもの


フウカたちとクラスの人達がなにか言い争ってるのが聞こえてくるけど、今の私にはなんて言ってるかまでは聞こえてこない。

スッと目の前の色が消えてしまったかのように、何も見えなくなった。


その時、もうひとりのわたしが放った言葉は、今の私を壊すのには充分だった。



“あなたは、怖くなって逃げたのよ。全てから”



私の何かが、壊れる音がした。








“もうひとりのわたし”とか作る予定無かったのに作ってしまったバカですごめんなさい←
次の展開が…(汗)

きーちゃん次繋げるのむずかったら言って!(ホームページかここのコメントで)
無茶なアドリブですみません!!

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飛鳥 - かんばです (2020年3月19日 15時) (レス) id: 36f03a2793 (このIDを非表示/違反報告)
くーちゃん(プロフ) - ユリナさん» ごめんね遅くなった!今みるね (2019年3月22日 12時) (レス) id: 3f70a533d9 (このIDを非表示/違反報告)
ユリナ - くーちゃんさん» くーちゃん!久しぶり☆お話追加しといたよ!良かったら見てね! (2019年1月14日 22時) (レス) id: c906958d18 (このIDを非表示/違反報告)
くーちゃん(プロフ) - みつはさん» ありがとー!うん、頑張るよ! (2018年9月28日 9時) (レス) id: 260cbce2fa (このIDを非表示/違反報告)
みつは(プロフ) - 更新されてる!続きめっちゃ気になる!!すっごく久しぶりに来れた私が言えることじゃないけど、無理しない程度に二人とも頑張って!  (2018年9月27日 23時) (レス) id: 16af170153 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くーちゃんとユリナ x他2人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/d7974f521d1/  
作成日時:2018年5月17日 17時

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