0:53 ページ7
.
.
カツ丼に大喜びしている彼 。
温かいお蕎麦をすすりながら
共に映画を見る
年始早々家でだらだらとくつろぐ 。
こんな日も滅多にないから
私達にとっては特別な時間なんだ
「 初詣行かなきゃね 」
「 そうだね 」
「 ？？…どうかした？ 」
悲しそうに私の肩に頭を乗せた
顔を覗き込もうとすると
前から抱き締められる 。
何が何だかわからないけれど取り敢えず背中を擦った
「 全然お休み取れなくてごめん 」
「 まずは自分の心配して 。私は平気だよ 」
そんな事でしょんぼりしてたのか〜なんて
頭をワシャワシャと撫でてやるが
一向にしょんぼりした顔は晴れない 。
私を見つめる
真剣な目をする彼と目があって中々離せない
私は次第に折れた 。
「 そりゃ 、ちょっぴり寂しいけどさ…」
「 旅行行こう 」
「 ヒーローにそんな暇ないよ
私ならまだしもNo.1ヒーローになんて… 」
「 五日 、休暇貰えた 。 」
私は彼の言葉を疑った 。
この忙しいお正月の季節に五日間の休暇？？
理解が及ばず困惑する
私は一週間休暇を頂けたけど
No.1ヒーローの彼にそんなお休みなんて
一体どうやって勝ち取ったのか 。
「 かっちゃんがね 」
「 どーせまともにアイツの相手してねぇんだろ
テメェが居ねぇでも正月なんて
俺一人でじゅーぶんだわ！！氏ね！！ 」
「 って 」
「 わぁ 、なんて分かりにくい気遣い… 」
後でお礼のライン入れとかなきゃな 。
なんて思っている私の横で
彼は早速旅行の記事を調べている
「どこに行きたい？」なんて聞かれても
考えもしてなかったし
わたしはうーん 。と頭を悩ませた
「 あ 。 」
「 ん？ 」
「 デズニーランド行きたい 」
その言葉に彼は目を大きくさせ
次第に笑った
なんで笑うのなんて怒っても彼は辞めはしなかった
というか止めたくても止まらないんだろう
笑いすぎでは？？
「 意外に子供っぽいところあるよね
うん 。いいよ行こっか 」
「 にしても笑いすぎ 」
「 かわいいなぁって 」
「 思ってないくせに 」
「 思ってるよ 」
そんなに褒めても何も出ないよ 。
と頭を撫でて私は食器を片付ける
彼と旅行なんて
ヒーロー活動してる間
出来るとは思ってもみなかった
勝己に辛いカレー送らなきゃな 。
.
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 634人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しお(プロフ) - 今日この作品を見つけた読ませていただきました！完結おめでとうございます！とっても面白かったです！あと、ミオさんお身体大事になさって下さい！ (2022年8月20日 11時) (
レス) @page15 id: 1886374b89 (このIDを非表示/違反報告)
なん.(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても楽しく読ませて頂きました！お身体にお気をつけて治療頑張ってください！無理はなさらず！お祈りいたします☺︎ (2022年1月30日 15時) (レス) @page15 id: a29face46b (このIDを非表示/違反報告)
亜衣音 - ＼(^-^)／ﾜｰｲ続編だー面白いからすk((殴殴 (2021年9月24日 8時) (レス) @page3 id: 82b751105c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミオ | 作成日時：2021年9月23日 16時
