【ヒロアカ】不幸体質と依存症Ⅲ【男主】 (ページ34)

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128話　お迎えページ34

男が出て行ったのとほぼ同時に、ノックが部屋に響く

六花「……誰だ？」

＜雪守「リッちゃん、俺だよ」

六花「雪守か……」

＜雪守「うん、入って良い?」

六花「あぁ……」

返事をすると、すぐにドアが開いて雪守が入って来た

雪守「リッちゃん、着替え終わったんだ？」

六花「あぁ……少し前に終わったからな」

雪守「そっか……歩ける？」

ベッドから地面に足をついて立とうとするも、腰から下の力が入りにくい為に、そこから立ち上がる事が出来ない

雪守「抱っこするよ」

六花「……ゴメン」

雪守「そう思うならお仕事減らして」

呆れたように笑う雪守の顔を、俺は直視してはいけない気がして目を逸らした

雪守「……リッちゃん？」

六花「……何でもない」

雪守「でも……」

六花「大丈夫、大丈夫だから、な？」

雪守「……分かったよ」

深くは聞かずに、俺を抱き上げた雪守に対して罪悪感が募る

六花「……ゴメン、大丈夫だから」

雪守「うん……分かったよ、リッちゃん」

自分の口が呟いた言葉は

俺は、誰に対して言ったのだろうか？