【ヒロアカ】不幸体質と依存症Ⅲ【男主】 (ページ13)

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107話　しっくりこないページ13

雪守『リッちゃ～ん、やったよ～♪』

六花「あ、あぁ……おめでとう」

雪守『？どうかしたの？リッちゃん？』

六花「何でもねぇよ、なぁ、雪守。さっきの技って……」

雪守『凄いでしょ!!?前から考えてたんだ!!』

六花「そうか……アレ、初めて見たな」

雪守『うん、リッちゃんに初めて見せたからね♪』

六花「流石だな、雪守」

雪守『えへへ、ありがとう』

雪守のセリフに、少しだけモヤモヤする

六花(初めて見せた……か)

雪守は以前、個性をあの様な形で使った事があるのだろうか？

あの言い方だと、俺では無い人間には見せた事があるみたいな言い方だったな……

いや、でも本当にさっき初めて出来たのかも知れないし……

六花(気持ち悪い……)

モヤモヤと渦巻く感情が、本当に気持ち悪い

六花「雪守……大丈夫だよな？」

雪守『大丈夫だよ！頑張って優勝するからね!!』

六花「……無理せずに行ってこい」

雪守『了解♪』

思わず呟いた言葉は、雪守には正しく伝わらなかった様で、俺は電話を切ってから安堵の息を吐いた