ろくにんめ兼はちにんめ【男主】

▽ ページ7

ユキちゃんお前今哲也とアメコらしいな?プリクラ撮って可愛いウチの哲也持ってこいや


｢本当にすいませんすいません！ユキちゃ…姉がご迷惑掛けて…！｣




哲｢そんな頭下げなくてもいいのに 笑
俺でいいなら喜んで｣



Amazing coffeeでのライブ配信を終え土田と談笑をしていると不意にバイブ音が鳴った携帯を見るや実姉からの脅迫まがいなメッセージ



18を迎えるまで姉達に散々におもちゃにされ続けてきた日野はそんな姉からのメッセージには逆らえず土田に必死に頭を下げ土田は日野ほ頭を撫でながら快諾した



外に出るや土田が選んであげた新品のカラーサングラスとニットを被り日野は“本当サングラスとニットもありがとうございました”と感謝を述べた



哲｢それも俺が好きでやってる事！Aはなんにも気にしなくていいよ｣



“日野にはどうしても貢ぎたくなるのどうしてかな 笑”なんて付け足し外の気温に身震いしつつも二人はプリクラ機が軒を連ねる店へ足を運んだ






･





“四角い枠に入らないと上手く盛れないよ〜”




哲｢どんなポーズ？｣



｢えっ…え、わかんないです…取り敢えず従いますか？｣


画面に映し出される二人組の女性のポーズを土田と日野は見様見真似でカメラ目線でのポージングを決める


EXILEの中でも可愛いと評価されることが多い二人に補修が掛けられ目の大きさは漫画の様に大きくなり,フェイスラインも尖り肌は陶器の様に綺麗になっていた



｢うっわぁすごいっすね…姉のプリクラみたい…｣



哲｢Aのお姉さんもめっちゃ美人そうだよね｣




｢あ,姉はすごい可愛いです。俺だけ遺伝子他の人から貰ってきたみたいに…ブスで…｣




哲｢こら嘘つき。Aも十分カッコイイし可愛いからな あっ、最後の一枚｣



最早ポーズもネタ切れになったのかアタフタする日野を土田は少し見つめた後横から首に腕を回し顔をぐい,と近付け薄い唇を頬に押し付けた


その瞬間シャッターが切られ映し出されたのは当然のキスの瞬間


｢！！？！？？｣




哲｢これナオっちゃんに自慢しよ〜｣





呑気に片岡への対抗心を見せる土田に対し現状を飲み込めず混乱する日野の腕を土田は引っ張り落書きコーナーへ姿を消した

▽→←(^o^)v

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す